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講座詳細情報

申し込み締切日:2012-09-27 / 経済:その他教養 / 学内講座コード:307003

欧州債務危機以後のEU統合と日本

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
09/28~12/14(金)
講座回数
10
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
23,000円
定員
 - 
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

EU/欧州統合とは何か。グローバル化が進む現在、日本とEU諸国は、高齢社会、環境・雇用問題、経済・金融危機への対応など、多くの共通する政策課題を抱えている。

EUは、環境、人権、社会保障、世界の貧困や飢餓問題など、地球規模の諸問題の解決に貢献できるグローバル・ガバナンスのモデルともなっている。EU統合の諸制度を把握し、日本への示唆を考えつつ、EUの全体像を体系的に分かり易く理解できるものとしたい。


EU/欧州統合の入門から、法・政治・経済秩序の仕組みを分かりやすく解説した後、日本にとって重要な政策、参考となる諸政策をとりあげる。

また駐日EU代表部の大使(通訳付き)や外務省欧州局政策課の実務家も招聘し、EUの理論と現実を踏まえ、欧州統合の現段階と日欧関係に迫りたい。

(企画:福田耕冶 早稲田大学教授)


【1】9/28 EU入門:EUの機構と政策過程

福田耕治 早稲田大学教授

EU・欧州統合の機構、現状や特質を紹介するだけではなく、債務危機以後の分野ごとの公共政策との関係にも触れ、その意味を考える。現行リスボン条約の下での欧州統合の全体像を俯瞰し、EUと加盟国との関係を体系的かつ学際的に捉え、理解を深めたい。



参考図書『EU・欧州統合研究』(成文堂 福田耕治編著)、『EU・欧州公共圏の形成と国際協力』(成文堂 福田耕治編著)



【2】10/5 EUと日欧関係

ルディ・フィロン【予定】 駐日欧州連合代表部

EUの「大使館」にあたる駐日EU代表部から大使を招き、EUの歴史、国際社会におけるEUの役割、日本とEUの協力関係などについて、講義いたします。大使は英語でお話しされますが、通訳がつきます。





【3】10/12 EUにおける経済統合と通貨統合

阿部 望 明治学院大学教授、早稲田大学講師

EUは、その本格的な出発年である1958年以降、着実に経済統合と通貨統合を推進してきた。しかし2010年以降その共通通貨ユーロの信頼性に激震が走っている。本講義ではこうした現実を直視しながら、EUの経済通貨統合について考える。



参考図書『ユーロ~危機の中の統一通貨』(岩波新書 田中素香著)



【4】10/19 EU法とは何か?

中村民雄 早稲田大学教授

経済から安全保障にいたるまで広く政策を展開できるEUでは、それを支える法と制度の役割が重要である。EUでの政策の形成と実施の制度、EU法の基本原則、EUと構成国の関係、EU法がヨーロッパ各国に与える影響を講じる。



【5】10/26 EU社会保障と保健医療協力

福田八寿絵 早稲田大学講師

国境を越える人の移動と社会保障の特色を明らかにし、保健・医療・公衆衛生政策の現状、可能性と課題について学ぶ。医療専門職と医療ツーリズムをめぐる諸問題、グローバル化と高齢社会化が進む欧州を事例に、日本の医療問題の現状と比較しながら、その問題点や課題を議論したい。



参考文献『EU・国境を越える医療』(文眞堂 福田耕治・福田八寿絵著)



【6】11/9 欧州債務危機とEU法

須網夫 早稲田大学教授

ユーロの導入が、EU条約・EU運営条約の規定する法的現象である以上、債務危機に対する対応も、また法的対応たらざるを得ない。この講義では、欧州債務危機の原因に法的にアプローチをするとともに、債務危機に対して取られた措置の法的な意味を考えようとする。



【7】11/16 EU環境政策

坪郷 實 早稲田大学教授

地球サミット以後、「持続可能な発展」という政策理念が定着しています。EUの環境政策、特に、地球温暖化防止政策、再生可能エネルギーの促進政策を取り上げて、その現状と課題について議論します。



【8】11/30 日・EU関係の現状と課題

倉光秀彰【予定】 外務省欧州局政策課課長

外務省から対EU外交を最前線で担う実務家を招き、2012年初夏に開催された日・EU首脳会議の結果などを踏まえ、日本とEUの協力の現状と課題(主に政治面)について講義いたします。



【9】12/7 EUの外交・安全保障

中村英俊 早稲田大学准教授

EUは、1993年マーストリヒト条約で「共通外交安全保障政策」を持ち、2009年リスボン条約で「外相」に相当する役職や「外務省」に相当する機関を持つようになった。では、EUは、歴史的に「列強」と呼ばれた英仏独などEU主要国と同じような主体になったのか。



【10】12/14 EUの開発援助政策、EUとアフリカ

片岡貞治 早稲田大学教授

EUの開発援助政策をその歴史を鳥瞰しつつ、論じる。また、それを踏まえて、EUとアフリカ諸国との歴史的な関係も整理・分析しつつ論じる。

備考

・講師は都合により変更する可能性があります。

・2011年度秋講座「EU・欧州統合の意義と日欧関係」とほぼ同内容となります。

講師陣

名前 福田耕治 他
肩書き 早稲田大学教授
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