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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-04-09 / 世界史 / 学内講座コード:110305

古代メソポタミア アッシュルとエシュヌンナの関連文書を読む

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月11日(火)~ 6月20日(火)
講座回数
10回
時間
10:40~12:10
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
29,160円
定員
30
その他
ビジター価格 33,534円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
 これまでに習得してきた古代メソポタミア政治史と社会経済史の知識を応用しながら、本年度は古バビロニア時代に急速に勃興した2つの都市国家−アッシュル(アッシリア)とエシュヌンナ−に注目し、王やその官吏、市民たちが書き残した王碑文、書簡や法律関連資料を講読していきます。その上で、これら2国家の歴史的展開や繁栄のあり方を受講生の方とともに考えていきます。

【講義概要】
 古代メソポタミア世界から出土する楔形文字資料のうち、難解な「キュルテペ文書」−古アッシリア語のビジネスレターや家族間の書簡、裁判記録類−(邦訳はプリントして毎回配布予定)を引き続き受講者とともに講読するとともに、本年度はエシュヌンナ王国に関連する文書(テル・アスマル文書・テル・ハルマル文書など)も読んでいきます。前2千年初頭に始まる動乱の時代においていかに国力を蓄え、南部のバビロン市のライバル国にまで成長していったのかを、また、古バビロニア時代に始まる民営化の時代を市民たちはどう生き抜いたのかを、資料から読み解いていきます。最初に昨年度までの講義の概要を復習しますので、新たに受講される方も歓迎します。

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 4/11(火) 1.古バビロニア時代前期−イシン・ラルサ時代−の歴史的展開
第2回 2017/ 4/18(火) アッシュル市とエシュヌンナ市の歴史的展開(概観)
第3回 2017/ 4/25(火) 都市国家アッシュルとその王権のあり方
第4回 2017/ 5/ 9(火) 都市国家エシュヌンナとその王権のあり方
第5回 2017/ 5/16(火) アッシュルの行政制度と慣習成文法
第6回 2017/ 5/23(火) エシュヌンナの領域支配と「エシュヌンナ法」(1)
第7回 2017/ 5/30(火) エシュヌンナの領域支配と「エシュヌンナ法」(2)
第8回 2017/ 6/ 6(火) 「キュルテペ文書」を読む(1)
第9回 2017/ 6/13(火) 「テル・アスマル文書」を読む(1)
第10回 2017/ 6/20(火) 「テル・ハルマル文書」を読む(1):地方自治

備考

【ご受講に際して】
◆あらかじめ古代メソポタミア史に関する一般的な通史を読んでおくことをお勧めします。
◆講義予定は講義の進行や受講生の理解度などの状況によって予告なく変更する場合があることをご了承ください


参考図書
『歴史学の現在 古代オリエント』(山川出版社)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 川崎 康司
肩書き 早稲田大学講師
プロフィール 出身:東京都。出身校:早稲田大学大学院。専攻分野:古代メソポタミア史。主な著訳書等:『歴史学の現在-古代オリエント』(共訳 山川出版社)、『世界古代文明誌』(共著 原書房)、『古代オリエント事典』(共著 岩波書店)、『ヨーロッパの分化と統合』(共著 太陽出版)、『朝倉世界地誌講座6 西アジア』ほか
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