大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
「武」から「文」の時代となったと言われる5代将軍綱吉の時代。綱吉は3代将軍徳川家光の4男として生まれながら、長兄である4代将軍家綱が家を継ぐべき男児に恵まれず、次兄・三兄も死去していたため、将軍職がめぐってきた人物です。綱吉の生い立ちが、時代の変化に影響した部分もあるでしょう。
以前の講座では、特にその側近柳沢吉保に注目して、その実像をひも解きました。本講座では、さまざまな立場の武士たち・武家の女性たちの人間関係が織りなす世界から、この変化の時代を読み解きます。

参考図書:
『将軍と側近』(新潮新書)
『将軍側近 柳沢吉保』(新潮新書)
『論集近世国家と幕府・藩』(岩田書院)

【講座スケジュール】
第1回 09-12 17:30～19:00
第2回 09-19 17:30～19:00
第3回 09-26 17:30～19:00

単位数：1単位

※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	福留 真紀
肩書き	清泉女子大学 文学部文化史学科 准教授
プロフィール	博士(人文科学)。東京工業大学准教授を経て、2023年4月から清泉女子大学文学部文化史学科准教授。専攻は日本近世政治史。著書に、『徳川将軍側近の研究』(校倉書房、2006年)、『名門譜代大名・酒井忠挙の奮闘』(角川学芸出版、2009年。増補版が文藝春秋より2020年出版)、『将軍側近 柳沢吉保 ーいかにして悪名は作られたか』(新潮社、2011年)、『将軍と側近 ー室鳩巣の手紙を読む』(新潮社、2014年)『名門水野家の復活 ー御曹司と婿養子が紡いだ100年』(新潮社、2018年)、共著に、幕藩研究会編『論集 近世国家と幕府・藩』(岩田書院、2019年)などがある。