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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-07-19 / 日本史 / 学内講座コード:2321T005

江戸の伊賀者・甲賀者 ~江戸の忍びの足跡をたどる~

主催:東京都立大学オープンユニバーシティ東京都立大学 オンライン講座(東京都)]
問合せ先
東京都公立大学法人 東京都立大学
東京都立大学オープンユニバーシティ
TEL: 03-3288-1050
FAX: 03-3264-1863
https://www.ou.tmu.ac.jp/web/
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-5-1東京区政会館3階
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開催日
7月29日(土)~8月5日(土)
講座回数
2回
時間
11:00~12:30
講座区分
数回もの 
入学金
3,000円
受講料
5,000円
定員
40
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
※本講座は春期講座において対面式で実施しましたが、夏期講座ではオンラインで実施いたします。内容は春期講座と同様です。

2023年の大河ドラマ「どうする家康」では、家康に仕えた忍びが登場します。
忍びと言えば、伊賀と甲賀。実は江戸幕府にも、伊賀・甲賀から来た人々が仕えていました。そのなかには、忍びの仕事を担った者もいました。しばしば時代小説の題材にもなりますが、詳しい実態が明らかになったのは、実は近年になってからのことです。
江戸幕府の伊賀者・甲賀者について、彼らが担った職務や、今の東京に残るその足跡など、最新研究を踏まえてご紹介します。

●伊賀者
まずは家康のもと、伊賀者たちが参加した合戦について取り上げます。当時伊賀者を率いたのは、服部半蔵と服部仲という、2人の服部でした。江戸時代に入ると、次第に伊賀者の身分も定まっていき、主に四谷伊賀町(現在の四谷駅~四谷三丁目駅周辺)に住むことになりました。幕府の御家人として担った仕事の中には、大奥での仕事もあります。その後、8代将軍吉宗の時代になると、紀州から後の「御庭番」となる人ーが来ました。講座では、御庭番と伊賀者の関係、そして伊賀者が行った「隠密御用」にも触れます。最近、黒船来航以後の、幕末における伊賀者の動向も分かってきました。彼ら伊賀者の足跡は、都内に多く残っているので、それらも紹介します。

●甲賀者
甲賀者は、主に鉄砲百人組の「甲賀組」として召し抱えられました。3代将軍家光の時代に、江戸の青山甲賀町(現在の外苑前駅北側)に集まって住みました。彼らが担ったのは、主に江戸城の主要な門の警備でしたが、それ以外の職務についても紹介します。幕末動乱の中で、鉄砲百人組は解体されますが、その後の動向や、現存する甲賀組と所縁の深い神社についても取り上げます。

●その他
鉄砲百人組は「甲賀組」以外にも、「根来組」「二十五騎組」「伊賀組」がありました。この「伊賀組」は、上記の伊賀者とは別の組織です。これらの組についても解説します。また、幕府の斡旋で忍びを召し抱えた藩についても紹介します。

【講座スケジュール】
第1回 07-29 11:00~12:30
第2回 08-05 11:00~12:30

備考

参考図書:
『幕府御家人伊賀者の研究』
『東京人』2020年12月号寄稿
『忍者学大全』(東京大学出版会)

【対象者】
一般の方・大学生・高校生

単位数:1単位

※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 井上 直哉
肩書き 国際忍者学会 役員
プロフィール 2016年京都大学大学院工学研究科都市社会工学専攻修了(修士)。
忍者に関する研究の推進を目的として、2018年に設立された「国際忍者学会」の運営委員ならびに学会誌「忍者研究」の編集委員も務める。
著作に『幕府御家人 伊賀者の研究』(私家本)、『忍者の教科書 新萬川集海』(笠間書院 共著)、『忍者学大全』(東京大学出版会 共著)、論文に「徳島藩伊賀者の基礎的研究」(『忍者研究』2)など。
毎年6月に滋賀県甲賀市で開催される「甲賀流忍者検定」にも携わっている。
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