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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-08-15 / 日本史:経済:自然科学・環境 / 学内講座コード:2321G008

国鉄分割民営化の実体験と技術開発 ~ 鉄道150年同期葛西敬之氏との別れ ~

主催:東京都立大学オープンユニバーシティ東京都立大学 飯田橋キャンパス(東京都)]
問合せ先
東京都公立大学法人 東京都立大学
東京都立大学オープンユニバーシティ
TEL: 03-3288-1050
FAX: 03-3264-1863
https://www.ou.tmu.ac.jp/web/
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-5-1東京区政会館3階
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開催日
8月25日(金)~9月15日(金)
講座回数
4回
時間
13:30~15:00
講座区分
その他 
入学金
3,000円
受講料
10,100円
定員
15
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
昭和62(1987)年3月に国鉄(日本国有鉄道が正式名の公社)が分割民営化され、114年半にわたった歴史に幕を引きました。同年4月にJR各社が発足してから、令和5(2023)年で36年を迎えます。
昭和38(1963)年に私とともに国鉄本社に採用された同期生60人のうち、JRに残れたのは僅か20人でした。国鉄職員全体でいえば、残れたのは約30万人のうち約20万人でした。分割民営化後、私は、本社直属の鉄研(鉄道技術研究所)から財団法人鉄道総研(鉄道総合技術研究所)の理事長直属の研究専門官(主幹研究員)に採用されました。
本講座では、私が国鉄時代から分割民営化後の鉄道総研を経て、50歳で大学へ移るまでに経験した「国鉄改革」と、「東海道新幹線」、「山陽・東北・上越新幹線」、そして「リニア超電導磁気浮上鉄道」の技術開発等の実体験を平易にお話します。

(本講座の主な内容)
1.「わが国鉄道150年の歩み」:新橋~横浜間開通は、大隈・井上が推進し、西郷・大久保は反対だった。英国輸入から国産のための鉄研誕生。戦前・戦中・戦後における鉄道の歴史。

2.「なぜ114年続いた国鉄が破綻したか?」:当時の技術開発は、世界のトップだったのに?「国鉄改革の実体験」背筋が冷たくなる怖さ。日本最大のリストラ。

3.「東海道新幹線」:その構想は満鉄の本土への延長。新幹線の生みの親はだれか?そのルーツは大戦中の軍用機の設計からのリベンジ。新幹線の主要技術開発者たちとの面談集。プロジェクト2回。新幹線は総合システムの勝利。初期のトラブル。弱点はどこ?今後はどうなる?

4.「山陽新幹線」:東海道新幹線の改良、安定化。灘の酒蔵のトンネル反対。

5.「東北新幹線」:レールの下が全く異なるスラブ軌道の開発。われらの「弾性まくらぎの開発」で開業可能に、環境賞(環境庁長官賞)・学会賞受章。「バラストマット・スラブマットの開発」。リサイクルで廃タイヤ公害消滅。

6.「上越新幹線」:田中角栄総理の宿願、冬季も運行。「雪害対策の試み」。空気マイクロの樹脂化。弾性まくらぎやスラブマットの活用。

7.「リニア中央新幹線」:鉄研の宇佐美兄弟が創造者。小生は第三の男。所内・宮崎・山梨実験線。JR東海が現在建設中。トンネル静岡工区の反対など問題や気になること。

8.これからの鉄道は?『Soft/Hard ソフト・ハード ネットワーク化』

【講座スケジュール】
第1回 08-25 13:30~15:00
第2回 09-01 13:30~15:00
第3回 09-08 13:30~15:00
第4回 09-15 13:30~15:00

備考

【対象者】
問わない

単位数:1単位

※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 大石 不二夫
肩書き 神奈川大学名誉教授、総合理学研究所客員研究員(工学博士)
プロフィール 1940年 東京都小石川生まれ。
中学3年末~高卒迄国策パルプ本社ビルのエレベーターボーイ。
都立化工高を卒業後、千代田化工建設(株)1年間。東京都立大学工学部卒業後、国鉄本社採用で鉄道技研(財)鉄道総研にて研究・開発26年間。50歳~神奈川大学理学部教授、研究・教育に20 年間。70~81歳帝京大学短期大学教授、客員教授。
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