大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
日本には八百万の神がいるといわれます。神社というと鬱蒼とした森とお社でどこも同じように見えますが、神々の性格は千差万別といってもよいほどです。古くから続く神社にはさまざまに不思議な伝承をもつ神々が祀られてきました。風土や歴史のなかで育まれ、また変容してきた信仰のありようを、伝承にもとづきつつ、歴史や地理環境などもまじえて考えていきます。
今回は人を神として祀る神社を取り上げます。疫病や災害をもたらす怨霊を鎮めるために神に祀り上げることもあれば、偉人や英雄を褒めたたえるために祀ることもあります。早良親王、崇徳院、柿本人麻呂、豊臣秀吉……。彼らはどのようにして神となったのでしょうか。彼らを祀る人々の心に迫ります。

【講座スケジュール】
第1回 06-04 10:30～12:00
第2回 06-11 10:30～12:00
第3回 06-18 10:30～12:00
第4回 06-25 10:30～12:00

単位数：1単位

名前	武田 比呂男
肩書き	十文字学園女子大学教授
プロフィール	日本古代文学、民俗文化専攻。共著書に『柳田国男探求』、『シャーマニズムの文化学』、『躍動する日本神話』、論文に「流離する貴種の論理―折口信夫論の試み―」など。