講座詳細情報
申し込み締切日:2016-09-30 / 宗教・哲学:世界史:その他教養 / 学内講座コード:1610
【特別講座】一なる神、八百万の神
- 開催日
- ★後期受講生募集中★
前期日程:5/27,6/24, 7/22,
後期日程:10/21, 11/18, 12/9(金)
- 講座回数
- 全6回
- 時間
- 15:10~16:40
- 講座区分
- 通年
- 入学金
- -
- 受講料
- 5,000円
- 定員
- -
- その他
- 後期からの受講生:2500円
受講を希望される方は、以下のメールアドレスに①希望講座名②氏名(ふりがな)③住所④電話番号を記載して、お送りください。
メールをいただいた後、振込先や教室についてお伝えいたします。
キリスト教文化研究所:kiriken@u-sacred-heart.ac.jp
締切:2016年9月30日(金)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
宗教は対立の原理なのか、共生の基盤でありうるのか。歴史・思想・文学などさまざまな観点から、一神教や多神教の特性、それら相互の関わりのあり方を明らかにするものです。大勢の皆様の受講をお待ちしております。
多神教的な風土の中で、神仏を受け入れてきた日本人にとって、一なる神を信じるという考え方は捉えにくいところがあり、そのことによって、一神教的伝統を基盤に持つ西欧やイスラームの社会や文化の理解が妨げられている面があります。
本年度のオムニバス講座は、一神教と多神教をテーマとし、その特性と相互の関わりについて、本学の多彩な講師陣が思想・歴史・文学など様々な観点からお話しします。
第1回(5/27) アウグスティヌスとマニ教
山田庄太郎(本学哲学科講師)
古代末期を代表する教父アウグスティヌスは、その青年期をマニ教徒として過ごし、後にキリスト教徒へと回心した。当時キリスト教に比肩する世界宗教だったマニ教と、アウグスティヌスの関係について論じる。
第2回(6/24) 初心者のための神学
加藤和哉(本学哲学科教授)
スコラの神学者トマス・アクィナスは、聖書、古代教父、アリストテレスなどの哲学者のテクストなどを縦横無尽に駆使しつつ、万人に理解可能な普遍的な神の探求を目指した。人間の共通の理性によって、宗教上の問題がいかに調停可能かを考えたい。
第3回(7/22) 一なる神同士の競演:ユダヤ教から見た一神教世界
市川裕(本学哲学科非常勤講師・東京大学教授)
ユダヤ教が広まった地域は、そのほとんどが、イスラームとキリスト教の支配地域と重なっているため、ユダヤ教はその両方の宗教のもつ特徴と向き合って歩んできた。その違いを考えることは現代欧州のイスラーム問題を考えるヒントにもなろう。
第4回(10/21) イスラム社会の宗教マイノリティー:ヤズィーディー教徒(ヤズィード派)を中心に
山口昭彦(本学史学科教授)
イラクやコーカサス地方に居住するヤズィーディー教徒のコミュニティが近代以降、どのような状況におかれたのかを探ることで、中東地域における宗教・宗派間関係の変容の一端を浮かび上がらせたい。
第5回(11/18) 神々と日本人:たくさんの神とのかかわりかた
長野美香(本学哲学科准教授)
日本人は多数の神をどのように信仰してきたのか。仏教受容による神仏習合はそれにどのような影響を与えたか。さらに一神教の輸入はそれらの何を変え、何を変えなかったか。我々自身の日常も省みつつ考えたい。
第6回(12/9) 遠藤周作『深い河』を読む
川津誠(本学日本語日本文学科教授)
遠藤周作の最後の小説である『深い河』は、キリスト教を中心に起きながら、ヒンズー教や仏教を重ね、インドの空間を背景に取り込んで、「神」という存在そのものと人間の関係を考えさせる作品となっている。じっくり読んでみたい。
多神教的な風土の中で、神仏を受け入れてきた日本人にとって、一なる神を信じるという考え方は捉えにくいところがあり、そのことによって、一神教的伝統を基盤に持つ西欧やイスラームの社会や文化の理解が妨げられている面があります。
本年度のオムニバス講座は、一神教と多神教をテーマとし、その特性と相互の関わりについて、本学の多彩な講師陣が思想・歴史・文学など様々な観点からお話しします。
第1回(5/27) アウグスティヌスとマニ教
山田庄太郎(本学哲学科講師)
古代末期を代表する教父アウグスティヌスは、その青年期をマニ教徒として過ごし、後にキリスト教徒へと回心した。当時キリスト教に比肩する世界宗教だったマニ教と、アウグスティヌスの関係について論じる。
第2回(6/24) 初心者のための神学
加藤和哉(本学哲学科教授)
スコラの神学者トマス・アクィナスは、聖書、古代教父、アリストテレスなどの哲学者のテクストなどを縦横無尽に駆使しつつ、万人に理解可能な普遍的な神の探求を目指した。人間の共通の理性によって、宗教上の問題がいかに調停可能かを考えたい。
第3回(7/22) 一なる神同士の競演:ユダヤ教から見た一神教世界
市川裕(本学哲学科非常勤講師・東京大学教授)
ユダヤ教が広まった地域は、そのほとんどが、イスラームとキリスト教の支配地域と重なっているため、ユダヤ教はその両方の宗教のもつ特徴と向き合って歩んできた。その違いを考えることは現代欧州のイスラーム問題を考えるヒントにもなろう。
第4回(10/21) イスラム社会の宗教マイノリティー:ヤズィーディー教徒(ヤズィード派)を中心に
山口昭彦(本学史学科教授)
イラクやコーカサス地方に居住するヤズィーディー教徒のコミュニティが近代以降、どのような状況におかれたのかを探ることで、中東地域における宗教・宗派間関係の変容の一端を浮かび上がらせたい。
第5回(11/18) 神々と日本人:たくさんの神とのかかわりかた
長野美香(本学哲学科准教授)
日本人は多数の神をどのように信仰してきたのか。仏教受容による神仏習合はそれにどのような影響を与えたか。さらに一神教の輸入はそれらの何を変え、何を変えなかったか。我々自身の日常も省みつつ考えたい。
第6回(12/9) 遠藤周作『深い河』を読む
川津誠(本学日本語日本文学科教授)
遠藤周作の最後の小説である『深い河』は、キリスト教を中心に起きながら、ヒンズー教や仏教を重ね、インドの空間を背景に取り込んで、「神」という存在そのものと人間の関係を考えさせる作品となっている。じっくり読んでみたい。
講師陣
名前 | 山田 庄太郎 |
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肩書き | 本学哲学科講師 |
プロフィール | - |
名前 | 加藤 和哉 |
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肩書き | 本学哲学科教授 |
プロフィール | - |
名前 | 市川 裕 |
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肩書き | 本学非常勤講師・東京大学教授 |
プロフィール | - |
名前 | 山口 昭彦 |
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肩書き | 本学史学科教授 |
プロフィール | - |
名前 | 長野 美香 |
---|---|
肩書き | 本学哲学科准教授 |
プロフィール | - |
名前 | 川津 誠 |
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肩書き | 本学日本語日本文学科教授 |
プロフィール | - |