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講座詳細情報

申し込み締切日:2021-05-19 / 文学 / 学内講座コード:301013

『今昔物語集』巻第二十八・二十九を読む ―平安朝の盗賊たち―

主催:武蔵野大学 社会響創センター事務課武蔵野大学 三鷹サテライト教室(東京都)]
問合せ先:武蔵野大学 社会響創センター事務課 TEL:042-468-3222
開催日
5月20日(木)~ 7月29日(木)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
9,000円
定員
25
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
『今昔物語集』巻二十八末尾の滑稽譚、二十九前半の悪行譚を読んでいきます。雅な王朝文学が時代の「光」を描いているとすると、巻二十九はいわば「闇」の部分を描いた説話群を集めた巻です。光と闇、双方の世界に注目してこそその時代が見えてくるように思います。平安時代は華やかな貴族文化に彩られた時代であるとともに、底辺では数々の悪行が横行した時代でもありました。そこで、世の中に跋扈した盗賊たちを取り締まるため、検非違使庁が設けられました。しかしその検非違使の役人さえもが盗みをはたらくという、現代にも通じそうなとんでもない話もあります。このように多彩な出来事を生き生きと描き、人間世界の実像を映し出そうとするところが『今昔物語集』の大きな魅力です。盗賊たちが繰り広げる怪奇で残忍、時に滑稽な出来事を秀逸な筆致で描いた各話を丁寧に読み解きながら、ミステリードラマのような面白さをともに味わってまいりましょう。

お知らせ---この講座のご受講につきまして---この講座はソーシャルディスタンスを保つために、少人数での開講になります。
そのため、定員を超過した場合は、対面講座としての開講と同時に、それ以降にお申込された方のため、オンライン講座(リアルタイム配信)としても開講いたします。
詳細はあらためて、こちらに掲示いたします。

【講座スケジュール】
第1回 5月20日(木) 巻二十八第四十・四十二話 幻術を使う翁/影を恐れた男
第2回 6月 3日(木) 巻二十八第四十四話 墓穴の中での珍事件
第3回 6月17日(木) 巻二十九第二話 名盗賊多衰丸と調伏丸 /第三話(1) 女盗賊
第4回 7月 1日(木) 巻二十九第三話(2) 女盗賊
第5回 7月15日(木) 巻二十九第四話 盗賊の婿になった男
第6回 7月29日(木) 巻二十九第八話 京の人質殺人事件

備考

【教材】
【必携テキスト】『今昔物語集 本朝部下』 岩波文庫 1,452円


※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 鈴木 治子
肩書き 大正大学非常勤講師
プロフィール 武蔵野女子大学日本文学科卒業。大正大学大学院博士課程国文学専攻単位取得。東京都・埼玉県の区民・市民講座講師、NHK文化センター講師、大正大学オープンカレッジ講師、獨協大学オープンカレッジ講師を務める。
〈著書〉『歌謡文学を学ぶ人のために』(共著、世界思想社) 『中世文学の展開と仏教』(共著、おうふう)『海東高僧伝』(共著)、『東アジアの仏伝文学』(共著)
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