大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
ルネサンスの時代から20 世紀初頭(エドワード時代あたり)までの英国庭園の変遷を、それぞれの時代の文学作品に描かれた庭を通して概観したいと思います。
シェイクスピア時代のイタリア式庭園やイングランド発祥のノット・ガーデン、シドニーの生家でベン・ジョンソンガ詩に詠んだペンズハースト・プレイス、英国式風景庭園の成立に影響を与えたポウプの庭園論、18 世紀の「引きこもり詩人」クーパーの庭、そして19 世紀末からエドワード時代にかけて多く造園されイングランド式フラワーガーデンを、作品を通して鑑賞します。

【講座スケジュール】
第1回10月 8日(水) シェイクスピアとルネサンス時代の庭園
第2回10月22日(水) ペンズハースト・プレイス - フィリップ・シドニーとベン・ジョンソン
第3回11月 5日(水) アレグザンダー・ポウプの庭園論
第4回11月19日(水) 逃避としての庭 - ウィリアム・クーパー『課題』を中心に
第5回12月 3日(水) 「秘密の花園」の復活─フランシス・ホジソン・バーネットとジョージ・ギッシング

【教材】
『英国庭園を読む』 安藤聡 彩流社 2011年11月 3，024円

※上記教材をお持ちでない方は、詳細ページよりご購入ください。

名前	安藤 聡
肩書き	大妻女子大学教授
プロフィール	大妻女子大学比較文化学部教授。 東京都出身、明治学院大学大学院博士後期課程満期退学。博士(文学)(筑波大学)。 主著『ウィリアム・ゴールディング─痛みの問題』(成美堂)、『ファンタジーと歴史的危機─英国児童文学の黄金時代』(彩流社)、『ナルニア国物語解読─C.S.ルイスが創造した世界』(彩流社)、『英国庭園を読む―庭をめぐる文学と文化史』(彩流社)他。