大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
『源氏物語』は後の物語に大きな影響を及ぼしました。とりわけ、平安後期の物語は、まるで『源氏』と格闘するかのように、『源氏』を受けとめつつ、なんとかそこから抜け出し、新たな物語を切り拓きました。そこで、いったん平安後期の物語に目を向け、『源氏』の何を受け止め、何から抜け出そうとしたのかをとらえて、少し違った角度から『源氏』をとらえてみたいと思います。
この講座では、前回に引き続き、『夜の寝覚』を読んでいきます。今回は、寝覚の女君と出家が問われます。それが、いかに『源氏物語』を引き受けた結果であるのかを読みとり、『源氏物語』から『夜の寝覚』への流れを、また『源氏物語』の豊かさを読みとっていきます。

※講師の都合により、日程が変更になりました。
2/9(月)開講が、3/9(月)開講になりました。

【講座スケジュール】
第1回 3月 9日(月) 広沢に行く女君
第2回 3月16日(月) 女君の嘆き
第3回 3月23日(月) 男君の嘆き

名前	鈴木 泰恵
肩書き	本学非常勤講師
プロフィール	早稲田大学大学院博士課程修了。早稲田大学非常勤講師。武蔵野大学非常勤講師。 中古・中世の物語文学専攻、『狭衣物語』の研究者で、文学博士。