講座詳細情報
申し込み締切日:2011-04-07 / 文学 / 学内講座コード:23136
日本近代文学の流れ
- 開催日
- 4 月8 ・22 日
5 月13・27 日
6 月10・24 日
7 月8 ・22 日
8 月26 日
9 月9 ・30 日
- 講座回数
- 11
- 時間
- 13:00 ~ 14:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 11,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
文学は人間のドラマを追求するものですが、考えてみれば文学そのものが、作家達の演ずる悪戦苦闘によって、あるいは深刻な、こっけいな、人間喜劇そのものになっているという側面があります。ことに日本の近代化の流れと文学者の精神とが衝突する場面は、おもしろい見物に富んでいます。この喜劇を観察したいものです。
① 4 月8 日: 主人公の発見 『暗夜行路』をめぐって
② 4 月22 日: 内面の世界・自己・自由の発見 二葉亭四迷『浮雲』から
③ 5 月13 日: 恋愛と異文化ショック 『恋愛の発見』(秋山)
④ 5 月27 日: 平凡の発見 『私小説という人生』(秋山)
⑤ 6 月10 日: 日常性の発見 田山花袋『蒲団』
⑥ 6 月24 日: 文体・作家の顔(私小説) 『私小説という人生』(秋山)
⑦ 7 月8 日: 地下室の発見 ドストエフスキー『地下室の手記』
⑧ 7 月22 日: 価値の転倒・神の問題 小林秀雄のドストエフスキー論 大岡昇平『野火』
⑨ 8 月12 日: メビウスの輪的な思考 女性作家の作品群「母と娘」の問題をめぐって
⑩ 8 月26 日: 悪の(魅惑の)発見 中原中也詩集より
⑪ 9 月9 日: 病者の世界 セシュエ『分裂病の少女の手記』から
① 4 月8 日: 主人公の発見 『暗夜行路』をめぐって
② 4 月22 日: 内面の世界・自己・自由の発見 二葉亭四迷『浮雲』から
③ 5 月13 日: 恋愛と異文化ショック 『恋愛の発見』(秋山)
④ 5 月27 日: 平凡の発見 『私小説という人生』(秋山)
⑤ 6 月10 日: 日常性の発見 田山花袋『蒲団』
⑥ 6 月24 日: 文体・作家の顔(私小説) 『私小説という人生』(秋山)
⑦ 7 月8 日: 地下室の発見 ドストエフスキー『地下室の手記』
⑧ 7 月22 日: 価値の転倒・神の問題 小林秀雄のドストエフスキー論 大岡昇平『野火』
⑨ 8 月12 日: メビウスの輪的な思考 女性作家の作品群「母と娘」の問題をめぐって
⑩ 8 月26 日: 悪の(魅惑の)発見 中原中也詩集より
⑪ 9 月9 日: 病者の世界 セシュエ『分裂病の少女の手記』から
講師陣
名前 | 秋山 駿 |
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肩書き | 元本学教授・文芸評論家 |
プロフィール | 東京都出身。早稲田大学文学部仏文科卒。1979年から93年まで東京農工大学教授、97年から武蔵野女子大学教授、2001 年、客員教授。1997 年より日本芸術院会員。 主な受賞歴に、第3回群像新人文学賞評論部門(1960年)「小林秀雄」、第1回伊藤整文学賞評論部門(1990年)『人生の検証』、第49回野間文芸賞(1996年)『信長』、第50回毎日出版文化賞(1996年)『信長』、第16回和辻哲郎文化賞一般部門(2003年)『神経と夢想 私の「罪と罰」』がある。 文学賞選考委員として、すばる文学賞、野間文芸新人賞の選考委員を歴任。現在、野間文芸賞、川端康成文学賞選考委員を務める。 主な著書に、『信長』『知れざる炎 評伝中原中也』『私小説という人生』他多数。 |