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講座詳細情報

申し込み締切日:2022-05-04 / 経営全般 / 学内講座コード:22110030

『失敗の本質』を軍事・経営戦略の視点から読み解く 「教養としての戦略学」【Zoom/90分/マネジメント/ライフ/】

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー オンライン講座(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
5月12日(木)、 5月19日(木)、 6月 2日(木)、 6月 9日(木)
講座回数
4回
時間
19:00~20:30
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
12,320円
定員
20
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
【概 要】
1984年の発刊以来『失敗の本質』は長らく受け入れられてきたが、本書の内容をいかにして実務や組織学習に結びつけるかといったことも長く問われてもきた。本書は副題に組織論的研究とあり、その限りにおいて論点は整理されているが、いかにこれを教養に昇華させるかといったことは、読者の努力に委ねられてきた。そこで、本講座では、『失敗の本質』の方法論を整理しつつ補い、それを学問的・実務的な視座からいかに教養にできるかといった原点に立ち返りたい。軍事・経営の両方から必要な概念や知識を補い講義し、それによって軍事・経営に通じる戦略のエッセンスを学べるような講座としたい。 


【紹介動画】
https://commonsi.muc.meiji.jp/em/621726e50dfb3
※本動画は、担当講師が講座の魅力やねらいなどを数分でまとめたものです。お申込みの参考にしてください。
(ストリーミング動画です。通信費は視聴者負担となります。)

【特記事項】
※本講座はリアルタイム配信型(見逃し配信付き)となります。
■見逃し配信視聴方法(収録動画のストリーミング配信)
各回実施日の翌々日(日・祝日を除く)21時までに会員のページ「マイページ」に公開します。
視聴期限は、最終回の収録動画を公開してから2週間後です。期間中は何度でも視聴できます。
見逃し配信に関する詳細及び注意事項は、下記「オンライン講座ご受講にあたって」をご確認ください。

※お申込み前に必ずオンライン講座ご受講にあたってをご確認ください。

※初めてZoomをご利用になる方は、Zoomご利用ガイドをご覧ください。


■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。

【講義概要】
第1回 5月12日(木) (イントロダクション)『失敗の本質』プロジェクトの経緯、研究方法、問題点、批判、そして、本講義で深めるべき方向とは何か
組織論専攻と歴史(戦史)専攻の壁、研究対象の選別、合理的・階層官僚的組織の代表としての軍隊組織と矛盾、分析枠組みの要点、戦史事例の6つの作戦に踏まえておくことなど、『失敗の本質』のポイントをまず改めて簡潔に展示し、その上で本講義が深めていく方向性を示したい。

第2回 5月19日(木) 戦略とは何かを考える
軍事領域で使われる戦略、軍事戦略、作戦戦略、戦術、とビジネス・経営領域で使われる経営理念、ビジョン、経営戦略、全社戦略、事業戦略、実行計画などの概念を比較しながら、その相違点と共通点を整理し関係性を考える。適時、『失敗の本質』の戦史事例、戦略思想といったものも使いながら、『失敗の本質』で語られなかった視座を含めその理解を深めたい。

第3回 6月 2日(木) 組織論の視座から考える
社会科学的、経営学的な組織論を軸にアプローチされた『失敗の本質』であるが、ここでは、軍事組織と企業組織の相違点と共通点を整理しつつ、組織マネジメントにおけるエッセンスを考えたい。大本営、陸軍省、参謀本部と現代企業組織などを比較しながら組織文化、組織学習、自律性、ガバナンスについても検討する。

第4回 6月 9日(木) 戦略的思考をいかにして養うか
軍事と経営に通じる戦略的思考とは何か。そしてそれはどのように学習し強化し得るのかについて考えてみる。目に見える事実、目に見えない本質、これら二つを踏まえた戦略的思考を生み出すために、組織論の視座からも改めて検討したい。『失敗の本質』で主張された合理性が答えとなるのか、それについても考えたい。

備考

【教材】
・野中郁次郎/杉之尾孝生(宜生)他(著)『失敗の本質 日本軍の組織論的研究』(中公文庫,1991年)
・西田陽一/杉之尾宜生(著)『「失敗の本質」と戦略思想』(ちくま新書,2019年)
※教材は、開講決定のご連絡後、各自購入願います。

講師陣

名前 藤江 昌嗣
肩書き コーディネータ、明治大学経営学部教授・京都大学博士(経済学)、戦略研究学会会長、MOSマネジメント・オブ・ サスティナビリティ研究所 所長
プロフィール 1978年京都大学経済学部卒業、民間企業勤務後、神戸大学大学院を経て、1984年岩手大学人文社会科学部専任講師、1987年東京農工大学農学部助教授、1992年明治大学助教授、翌年教授、現在に至る。明治大学元副学長、戦略研究学会会長、MOSマネジメント・オブ・サスティナビリティ研究所所長。単著『ビッグデータ時代の統計学入門ーデータサイエンスを支える統計の基本』(学文社)、『アジアからみた新地政学的マクロ経済学ーIMF・GATT体制を超えて』(学文社)、共著『アジアからの戦略的思考と新地政学』(芙蓉書房)、共著『企業経営と人生設計のワークブック -経営はアート、管理はサイエンス-』(芙蓉書房)他
名前 杉之尾 宜生
肩書き 戦史研究家、元防衛大学校教授(戦史・戦略)
プロフィール 1936年生まれ(本名:孝生)。防衛大学校卒。1961年、陸上自衛隊入隊。防衛大学校防衛学教室助教授、教授を経て、現在は戦史研究家(支那事変・大東亜戦争・中東戦争など)。共著に『失敗の本質』(中公文庫)、『戦略の本質』『撤退の本質』(日経ビジネス人文庫)。単著に『大東亜戦争 敗北の本質』(ちくま新書)、『[現代語訳]孫子』(日経ビジネス人文庫)など。
名前 西田 陽一
肩書き 戦略コンサルタント、実業家、作家
プロフィール 1976年北海道札幌市生まれ。ワシントン州立大学経済学部卒。鉄鋼専門商社勤務を経て、現在
(株)陽雄代表取締役。航空・陸上自衛隊幹部学校部外講師(指揮幕僚課程・幹部高級課程)、海上自衛隊部外講師(航空学生課程)。日本クラウゼヴィッツ学会理事。戦略研究学会会員。みそら塾主宰。
著書『戦略思想史入門?孫子からリデルハートまで』(ちくま新書)、『「失敗の本質」と戦略思想?孫子・クラウゼヴィッツで読み解く日本軍の敗因』(共著、ちくま新書)、訳書『米陸軍戦略大学校テキスト 孫子とクラウゼヴィッツ』(M.I.ハンデル著、共訳、日経ビジネス人文庫)など他。

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