大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座趣旨】
本講座は4期目を迎える。ロジスティクス、サプライチェーンマネジメントという言葉と概念の理解は社会全体でだいぶ進んできた。このところ受講生からは≪概念から具体的なシステムづくり≫をという声を耳にするようになってきた。そこで、4期目の本講座では、基本概念の理解を踏まえつつ、さらに一歩踏み込んで、ロジスティクス、SCMシステムを実際に構築するに当たっての基礎フレームと展開のストラテジーについて、「実践演習」を加味して行うこととしたい。これによって、概念的な理解段階から実際現場でのシステムづくりの突破口・ヒントが見つかるものと確信する。


【ジャンル】マーケティング
【講義レベル】基本～応用

【講義概要】
第1回 5月14日(土) サプライチェーン・ロジスティクスマネジメントシステムの考え方と目標像
物流、ロジスティクス、サプライチェーンへの発展経緯とその意味を明確にし、SCMの目標像を示す。

第2回 5月28日(土) サプライチェーン・ロジスティクスマネジメントシステムの具体化事例-CPS-
SCM(サプライチェーン・ロジスティクス)構築事例・CPSを通じ、その具体像を明らかにする。

第3回 6月11日(土) SCMシステム構築上のポイント≪在庫システム≫の重要性とポイント
在庫という言葉の概念と捉え方をロジスティクス・システム構築上から位置づけ示す。

第4回 6月25日(土) SCM(サプライチェーン・ロジスティクス)システム構築の着眼点と進め方
SCM構築に当たって、何をよりどころにシステムを組み立てるかについてCPS事例から実践的に演習する。

第5回 7月 9日(土) SCMシステム構築のための実データの活用とシステムの組み立て方
SCMのポイントとなる在庫をどのようなデータから捉え、有用な在庫システムの組み立てを行うかを演習する。

第6回 7月23日(土) サプライチェーンロジスティクスの構築へ向けての課題と条件-パネル討議-
参加各社のSCM構築に当たっての課題と条件について本講座担当の3講師によりパネル討議形式で行う。

【教材】
『CPS事例にみる先進型サプライチェーン・ロジスティクスマネジメント』(ふくろう出版)税込2，592
※教材は各自購入ください。

名前	吉岡 洋一
肩書き	株式会社流通システム総合センター代表取締役
プロフィール	(財)流通システム開発センター研究開発部主任研究員として、流通システム化行政の調査・企画提案に従事。その後、(株)流通システム総合センター設立/中村学園大学流通科学部&大学院助教授・松山大学経営学部&大学院教授を経て、現在(株)流通システ ム総合センター代表取締役。

名前	関口 壽一
肩書き	シーコムス株式会社代表取締役
プロフィール	ライオン(株)入社後、家庭品の営業などを担当した後、流通機能開発センターにて主に卸店の経営改善、物流機能強化支援を担当。2006年シーコムスを設立しSCMシステムの推進に取り組んでいる。

名前	大竹 重雄
肩書き	クリナップ(株)常務執行役員・CS推進本部本部長
プロフィール	1979年大学卒業後、同年クリナップ(株)入社、販売管理部、物流部、カスタマーサポート推進部、2002年10月クリナップロジスティクス(株)社長を経て現在に至る。