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講座詳細情報

申し込み締切日:2013-04-16 / 経営全般 / 学内講座コード:13110008

マーケティング・ゼミナール
―『経済成長神話の終わり』(アンドリュー・J.サター著)を読む―

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
4月24日(水)、 5月 8日(水)、 5月22日(水)、 6月 5日(水)、 6月12日(水)、 6月26日(水)、 7月10日(水)、 7月24日(水)
講座回数
8回
時間
19:00~21:00
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
30,000円
定員
15
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
企業とは毎年毎年拡大・成長し続けなければならないものなのでしょうか?
なぜ? 誰のために? 会社の売上げや利益、市場シェアが増大すればその会社の従業員の給料も間違いなく上がり、さらにはお客様である取引先や消費者の利益や満足感の増大にも繋がるのでしょうか。なぜこのようなことを言うのかといえば、自動車でも電話でも衣料品でも何でもよいのですが、世界中を席巻しようとしているそうした会社の社長が何億という所得を得たという話はよく耳にしますが、製造や販売といったそこで働く人々の給料がその売上げに比例して上がったという話は噂にすら聞かないからです。もちろんその会社が大きくなったからといって、その商品を使っている私たちに何の恩恵があるわけでもありません。それでも拡大・成長を目指すのは、そうでないと競争相手に潰されるという強迫観念が働くからなのでしょうか。でも拡大も成長もしないけれど、100年以上もビジネスを続け、お客様に愛され続け、従業員にも生活に不自由のない給料をキチンと払い続けて繁盛・繁栄している企業もたくさんあります。まさにそれはビジネスの極みといってもいいかもしれません。
もしかすると企業の拡大・成長と繁盛・繁栄とは関係ないのかもしれません。本書の著者はこの繁栄の概念こそが重要であると言います。「金」ではなく「人」を優先する経済やビジネスの観点から提唱される「減成長による繁栄」を具体化する方法がこの本では示されます。そうであれば拡大・成長あっての繁栄だと思いこんでいた私たちは、経済や企業のあり方に関してこれまで大きな勘違いをしていたのかもしれません。
著者は日本人の昔からのビジネスの考え方に心から敬意を表しており、それはアメリカ型のビジネスの考え方よりもはるかに優れて人間的社会的経済的自然環境的に適した実践的思考体系なのだと論じています。なぜ「成長を求めずとも、世界的競争に晒されている日本企業の再生が十分に果たせる」と言うのか、その原理について本書を基にジックリと議論してみませんか。


【講座のポイント】
・講義は毎回数名が報告者となってテキストの各該当章と報告者自身の経験的事例をもって議論を進めていくゼミナール方式で行われます。
・テキストは、アンドリュー・J.サター著、中村起子訳『経済成長神話の終わり』(講談社、2012年)です。
・受講料には、書籍代も含まれています。

備考

【教材】
※講座初回にお渡しします。

講師陣

名前 大友 純
肩書き 明治大学商学部教授
プロフィール 明治大学大学院商学研究科博士後期課程退学。専門はマーケティング戦略論、広告論。食品・化学・自動車・機械メーカーや小売店等の大手企業で経営実務・マーケティング戦略の研修指導を数多く手がける他、中小企業経営、地域商業活性化に関する指導も続けている。明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科兼担教授。
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