講座詳細情報
申し込み締切日:2013-01-23 / 経営全般 / 学内講座コード:12210001
経営戦略セミナーⅠ ―戦略と組織を考える―
- 開催日
- 1月31日(木)、 2月 7日(木)、 2月14日(木)、 2月21日(木)、 2月28日(木)、 3月 7日(木)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 19:00~20:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 26,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
このセミナーでは、経営戦略や組織変革について、アカデミックな領域の新しい研究展開のレクチャーを行います。このセミナーの大きな特徴は、組織論の立場から戦略を捉え直すことにあります。
昨今の組織変革の事例を見る限り、旧来の戦略論が前提としてきた「戦略を策定する人」と「実行する人」という考え方には限界があるように思えてなりません。既存の戦略論の狭い考え方を超え、戦略にまつわる様々な複雑な問題にどう取り組めばいいのか、本セミナーを通じて考えるきっかけを提供したいと思います。
【特記事項】
【講座のポイント】
(1)経営戦略の理論的系譜や経営における位置づけについて学べます。
(2)手法と理論の違いや、経営戦略の考え方が理解できます。
(3)具体的なケース・スタディを学ぶとき、そのケースの持っている本当の意味を理解することができます。
(4)経営戦略はわれわれの生活する日常的な問題や事柄についての解決策を提供します。
※ 法人会員料金とは、「リバティアカデミー法人会員」にご入会いただいている企業の方の料金です。
法人会員につきましては、ホームページトップページ上部の、インフォーメーションをご覧ください。
※参考文献
ミンツバーグ「戦略サファリ」東洋経済新報社
大月 博司「組織変革とバラドックス」(改訂版)同分館出版
ウイッテイントン「戦略とは何か?:本質を捉える4つのアプローチ」慶応義塾大学出版会
G.ジョンソン他(高橋正泰監訳)『実践としての戦略-新たなパースペクティブの展開ー』文眞堂
S.デニング(高橋正泰・高井俊次監訳)『ストーリーテリングのリーダ―シップー組織の中の自発性をどう引き出すかー』白桃書房
【講義概要】
第1回 1月31日(木) 戦略と組織変革
講座を始めるにあたって、経営戦略論が経営学で論じられるようになった時期と背景、そして理論的な位置づけを概説します。
第2回 2月 7日(木) 戦略を実現する組織
80年代から盛んに議論されたポジショニング戦略論や資源ベース戦略論を比較検討し、それらの限界を克服する新しい戦略と組織の関係を検討します。
第3回 2月14日(木) ダイナミック・ケイパビリティを活かす組織変革
組織能力が競争優位の源泉とみなされてきましたが、特にダイナミック・ケイパビリティという新しいコンセプトに注目し、それを実現する組織の在り方を実現する変革について考えます。
第4回 2月21日(木) 経営戦略論のオルタナティヴを探る
我々がイメージするいわゆる経営戦略論には気になる問題点があります。それは戦略を策定する段階で、世の中を全て見通せる千里眼を持っている必要があるという無理難題があることです。この回では、1980年代以降の「戦略プロセス研究」と呼ばれる研究展開から、新しい経営戦略論のあり方について考えていきましょう。
第5回 2月28日(木) 経営戦略論の「使い方」
「なるほど、理論は分かった」。でも、ご自分の組織に戻ったら何から手をつけて組織を変えていったらよいでしょうか?経営戦略論を使って組織変革とつなげていくためには、その「使い方」を知ることが必要です。この回では、欧州の新しい研究展開から、組織を戦略化する方法について考えていきましょう。
第6回 3月 7日(木) ストーリーテリングと組織変革
最終に、これまでの内容を含めたまとめと、現在、注目されているストーリーテリングと組織変革について考えてみます。
このセミナーでは、経営戦略や組織変革について、アカデミックな領域の新しい研究展開のレクチャーを行います。このセミナーの大きな特徴は、組織論の立場から戦略を捉え直すことにあります。
昨今の組織変革の事例を見る限り、旧来の戦略論が前提としてきた「戦略を策定する人」と「実行する人」という考え方には限界があるように思えてなりません。既存の戦略論の狭い考え方を超え、戦略にまつわる様々な複雑な問題にどう取り組めばいいのか、本セミナーを通じて考えるきっかけを提供したいと思います。
【特記事項】
【講座のポイント】
(1)経営戦略の理論的系譜や経営における位置づけについて学べます。
(2)手法と理論の違いや、経営戦略の考え方が理解できます。
(3)具体的なケース・スタディを学ぶとき、そのケースの持っている本当の意味を理解することができます。
(4)経営戦略はわれわれの生活する日常的な問題や事柄についての解決策を提供します。
※ 法人会員料金とは、「リバティアカデミー法人会員」にご入会いただいている企業の方の料金です。
法人会員につきましては、ホームページトップページ上部の、インフォーメーションをご覧ください。
※参考文献
ミンツバーグ「戦略サファリ」東洋経済新報社
大月 博司「組織変革とバラドックス」(改訂版)同分館出版
ウイッテイントン「戦略とは何か?:本質を捉える4つのアプローチ」慶応義塾大学出版会
G.ジョンソン他(高橋正泰監訳)『実践としての戦略-新たなパースペクティブの展開ー』文眞堂
S.デニング(高橋正泰・高井俊次監訳)『ストーリーテリングのリーダ―シップー組織の中の自発性をどう引き出すかー』白桃書房
【講義概要】
第1回 1月31日(木) 戦略と組織変革
講座を始めるにあたって、経営戦略論が経営学で論じられるようになった時期と背景、そして理論的な位置づけを概説します。
第2回 2月 7日(木) 戦略を実現する組織
80年代から盛んに議論されたポジショニング戦略論や資源ベース戦略論を比較検討し、それらの限界を克服する新しい戦略と組織の関係を検討します。
第3回 2月14日(木) ダイナミック・ケイパビリティを活かす組織変革
組織能力が競争優位の源泉とみなされてきましたが、特にダイナミック・ケイパビリティという新しいコンセプトに注目し、それを実現する組織の在り方を実現する変革について考えます。
第4回 2月21日(木) 経営戦略論のオルタナティヴを探る
我々がイメージするいわゆる経営戦略論には気になる問題点があります。それは戦略を策定する段階で、世の中を全て見通せる千里眼を持っている必要があるという無理難題があることです。この回では、1980年代以降の「戦略プロセス研究」と呼ばれる研究展開から、新しい経営戦略論のあり方について考えていきましょう。
第5回 2月28日(木) 経営戦略論の「使い方」
「なるほど、理論は分かった」。でも、ご自分の組織に戻ったら何から手をつけて組織を変えていったらよいでしょうか?経営戦略論を使って組織変革とつなげていくためには、その「使い方」を知ることが必要です。この回では、欧州の新しい研究展開から、組織を戦略化する方法について考えていきましょう。
第6回 3月 7日(木) ストーリーテリングと組織変革
最終に、これまでの内容を含めたまとめと、現在、注目されているストーリーテリングと組織変革について考えてみます。
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 高橋 正泰 |
---|---|
肩書き | 明治大学経営学部教授 博士(経営学) |
プロフィール | 早稲田大学商学部卒、明治大学大学院経営学研究科博士後期課程を修了。小樽商科大学商学部教授を経て、1996年より現職。その間、The Anderson Graduate School of Management at UCLA客員研究員。産業組織心理学会理事・経営戦略学会理事。専門は、経営組織論、経営管理論、組織行動論。主著に『組織シンボリズム―メタファーの組織論―』(同文舘)等。最新の科学観から戦略を含めた組織や組織行動を研究している代表的研究者。ポストモダンや社会構成主義の組織論者として知られている。 |
名前 | 大月 博司 |
---|---|
肩書き | 早稲田大学商学部教授 博士(商学) |
プロフィール | 早稲田大学商学部卒、早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程を修了。北海学園大学経営学部教授を経て、2004年より現職。その間、Duke University, Fuqua School of Business 客員研究員。日本経営学会理事・経営戦略学会理事長。専門は、経営戦略論、経営組織論、経営管理論。主著に『組織変革とパラドックス』(同文舘)等。組織変革の視点から経営組織論と経営戦略論の統合研究をしているわが国の代表的研究者。その理論的考察の明解な分析と鋭い洞察力には高い評価を得ている。 |
名前 | 宇田川 元一 |
---|---|
肩書き | 西南学院大学商学部准教授 |
プロフィール | 立教大学経済学部卒、明治大学大学院経営学研究科単位取得。長崎大学経済学部准教授を経て、2010年より現職。専門は経営戦略論、経営組織論。独自のパースペクティブから、経営戦略の理論的研究をしている若手研究者。2007年度経営学史学会賞(論文部門奨励賞)受賞。これまで北米中心だった戦略論とは違う欧州の研究展開に基づく、最先端の経営戦略論を展開している。 |