講座詳細情報
申し込み締切日:2012-04-03 / 経営全般:その他教養 / 学内講座コード:12110006
日本海軍に観る「失敗の本質」 ―組織が「自己革新的であり得る条件」―
- 開催日
- 4月11日(水)、 4月18日(水)、 5月 9日(水)、 5月16日(水)、 6月 6日(水)、 6月13日(水)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 19:00~20:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 26,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
第二次世界大戦の軍事的敗北から66年を経た今日、東日本大震災という天災と人災の複合災厄に遭遇した我々は、「日本人は、あの戦争を真摯に反省し、真っ当な教訓を学習することができたのであろうか?」と自問せざるを得ない。日本海海戦の勝利により確立された「大艦巨砲・艦隊決戦」というパラダイムに過剰適応しつつ世界第2位の海軍力を整備し、その後の太平洋海域において質・量共に米海軍を凌駕しておりながら、ミッドウェー海戦において完全敗北を喫した日本海軍は「技術集約型集団」であったし、軍事合理主義に徹した自己革新的で先進的な組織であったが、「航空決戦」へという戦略的なパラダイム・シフトへの昇華に至らなかった。この日本海軍に観る「失敗の本質」を考えるのが本講座の目的である。
【講座のポイント】
「賢者は他人の経験に学び、愚者は己の経験に学ぶ」とはビスマルクの箴言だが、「己の経験に学ぶ」ことも容易なことではないことを、日本海軍75年の軌跡を回顧しつつ組織が「自己革新的であり得る条件」について講師陣とともに考えたい。
※参考図書 「失敗の本質―日本軍の組織論的研究」中公文庫
【講義概要】
第1回 4月11日(水) 組織が自己革新的であり得る条件
第2回 4月18日(水) 海軍創設、日清・日露・第一次大戦の海戦様相変化と対応
第3回 5月 9日(水) 日米両海軍の「ハワイ奇襲・マレー沖海戦」戦績評価の明暗
第4回 5月16日(水) ミッドウェー海戦の実相とパラダイム・シフトの至難性
第5回 6月 6日(水) ミッドウェー海戦に観る情報活動の拙劣
第6回 6月13日(水) 日本海軍に観る「失敗の本質」
第二次世界大戦の軍事的敗北から66年を経た今日、東日本大震災という天災と人災の複合災厄に遭遇した我々は、「日本人は、あの戦争を真摯に反省し、真っ当な教訓を学習することができたのであろうか?」と自問せざるを得ない。日本海海戦の勝利により確立された「大艦巨砲・艦隊決戦」というパラダイムに過剰適応しつつ世界第2位の海軍力を整備し、その後の太平洋海域において質・量共に米海軍を凌駕しておりながら、ミッドウェー海戦において完全敗北を喫した日本海軍は「技術集約型集団」であったし、軍事合理主義に徹した自己革新的で先進的な組織であったが、「航空決戦」へという戦略的なパラダイム・シフトへの昇華に至らなかった。この日本海軍に観る「失敗の本質」を考えるのが本講座の目的である。
【講座のポイント】
「賢者は他人の経験に学び、愚者は己の経験に学ぶ」とはビスマルクの箴言だが、「己の経験に学ぶ」ことも容易なことではないことを、日本海軍75年の軌跡を回顧しつつ組織が「自己革新的であり得る条件」について講師陣とともに考えたい。
※参考図書 「失敗の本質―日本軍の組織論的研究」中公文庫
【講義概要】
第1回 4月11日(水) 組織が自己革新的であり得る条件
第2回 4月18日(水) 海軍創設、日清・日露・第一次大戦の海戦様相変化と対応
第3回 5月 9日(水) 日米両海軍の「ハワイ奇襲・マレー沖海戦」戦績評価の明暗
第4回 5月16日(水) ミッドウェー海戦の実相とパラダイム・シフトの至難性
第5回 6月 6日(水) ミッドウェー海戦に観る情報活動の拙劣
第6回 6月13日(水) 日本海軍に観る「失敗の本質」
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 藤江 昌嗣 |
---|---|
肩書き | 明治大学経営学部教授・経済学博士 |
プロフィール | 1978年京都大学経済学部卒業、民間企業勤務後、神戸大学大学院を経て、1984年岩手大学人文社会学部専任講師、東京農工大学を経て、1992年明治大学助教授、93年同教授に就任、現在に至る。IBIM明治大学ビジネス・イノベーション研究所所長。戦略研究学会副会長、共著『スロースタイル』『地域ブランドのコンテクストデザイン』『格差社会の統計分析』『地域再生と戦略的協働』他。 |
名前 | 杉之尾 宜生 |
---|---|
肩書き | 軍事史学会理事、元防衛大学校教授、元1等陸佐 |
プロフィール | 防衛大学校応用化学科卒業。陸上自衛隊第7師団戦車大隊、第1師団偵察隊などを経て防衛大学校助教授・教授(「戦史・戦略」)、2001年定年退官。共著:『失敗の本質』(1984)、『戦略の本質』(2004)、『撤退の本質』(2007)、共訳:ブライアン・ボンド『戦史に学ぶ勝利の追求』(2002)、ハリー・サマーズ『アメリカの戦争の仕方』(2002)、単著:『戦略論体系(1)孫子』(2001)、『図解 孫子の兵法がよくわかる』(2009) |
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