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講座詳細情報

申し込み締切日:2011-11-19 / 経営全般 / 学内講座コード:11210029

大震災に備える企業の組織的対応の課題と展望 大同生命保険寄付講座 中小企業の経営革新セミナー ―企業が災害に迅速に対応するには何が求められるのかー

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
11月26日(土)、11月26日(土)、12月 3日(土)、12月 3日(土)
講座回数
4回
時間
13:00~16:15
講座区分
後期 
入学金
3,000円
受講料
3,000円
定員
120
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
【セミナーの目的】
この度の東日本大震災において、その影響をまったく受けなかったというような企業は皆無ではないでしょうか。しかも実質的に多大なる被害を被った企業はもちろんのこと、微少な被害にとどまった企業であっても、予想だにしないような危機に直面したさいに、的確な組織的対応行動がとれたようなお会社はそれほど多くはないのではないでしょうか。その人的な命令系統や作業指示の乱れ、あるいは情報システムや流通システムの齟齬など、多くの問題点が露出したのではないでしょうか。こうした不適切な対応は、結果として自社の従業員やその家族、そして多くの取引先や顧客、あるいは被災地での直接的な活動にも大きな問題を惹起したのではないでしょうか。
今回の講座では、このような大きな災害に直面したとき、社会的存在としての企業組織が基本的に認識しておくべき知識や具体的な対応方法について考えてみたいと思います。さらにはそこから従業員の基本的な安全を図り、顧客への影響を最小限にとどめるための示唆を学び取ってもらいたいと思います。この日本でビジネスを行う限りにおいて未来永劫に付きまとう課題なのですから。

【特記事項】
【コーディネーターからのメッセージ】
今年の春先の未曾有の“天災”とそれに絡む“人災”を経験した私たちは、もうすでに2011年3月10日までの私たちとは、その生活認識において、そのビジネス認識において、その社会経済認識において、その行政認識において、その政治認識において、そしてその自然の力というものに対する認識において、まったくそれまでの常識とは異なった考え方や価値観を得るに至りました。一瞬にしてそれまで私たちが営々脈々として築いてきたあらゆる価値が崩壊してしまったと言っても言い過ぎではないかもしれません。仕事とは、家族とは、そして私たちの“生きる”とは何であるのかといったところまで、その“問”を糾されることになりました。
特にビジネスの現場では、これまでの流通の仕組みや企業組織のあり様、業界としての連携のあり様等々、根底から考え直すべき課題が白日の下に晒されたのではないでしょうか。それは企業という組織体がこうした状況の中で何を為すべきなのか、それを問い詰め具体的に実行すべきことは、これまでビジネス社会の中でその存在を許されてきた企業にとっての最低限の“義務”であるといってもよいでしょう。今日のあらゆる企業の日々のビジネスがそうした被災地との地理的に広範囲な取引の仕組みを通じて成り立っている限りにおいて、迅速な流通システムの回復やそれを前提とした物資の調達と普及、迅速で正確で正しい情報の収集・分析やその提供、被災地の復旧へ向けたあらゆる労力の提供等々、何がしかの組織的行為を促されているはずです。こうした環境下において「企業に求められていることとは何か」を的確に把握し、そこから具体的な行動を引き出していくことが、これからの企業の存在を左右するほどの課題であることは疑いのないところでありましょう。
今回のこの講座では、私たちに突きつけられたこれまでの常識では捉えきれないようなこうした難問に、少しでも立ち向かえるような基本的な知識や考え方を学ぶための場を設けてみました。講師陣には、そうした問題に早くから取り組まれてきたまさにわが国を代表するような研究者や実務家の先生方をお迎えしました。必ずや皆様方のお企業にとって有益なる示唆が得られるものと確信しております。
(大友純)

受講生への本プレゼント下記二冊
・[東日本大震災・原発事故]復興まちづくりに向けて(中林一樹他共著)学芸出版社 8月発刊予定です。
・痛恨の江戸東京史 青山佾(祥伝社黄金文)

【講義概要】
第1回 11月26日(土) 未定

第2回 11月26日(土) セキュリティ会社が東日本大震災で取り組んだことと危機管理・BCPの考え方
「東日本大震災では、東北地方を中心に、企業・個人ともに大きな被害を受けられた。特に地震・津波の規模が大きく、被害が甚大であったことから、多くの問題点、課題が明らかになった。
今回の大震災からの経験を踏まえ、今後の危機管理対策・BCP(事業継続計画)の考え方・あり方と今後の対応策を考える。」

第3回 12月 3日(土) 「行政の立場から見た企業のあり方と問題点」
震災に備えて企業に求められるのは、第一に従業員と顧客の安全確保。建物や設備の安全確保、避難誘導等について日常的な準備が大切である。第二に事業の継続と再開。仮に被災しても一刻も早く事業が再開されることこそ社会全体の復興に役立つ。そのうえで第三に被災者への支援等社会貢献。その企業の特性を活かしてほしい。

第4回 12月 3日(土) 二元復興の国づくりと企業の役割
東日本大震災は、日本の大きな変局点といわれる。それからの復興は東日本の被災地の「災害復興」のみならず、首都圏、西日本に切迫する巨大地震を迎え撃つ「事前復興」の取り組みが不可欠である。一人ひとりの生活、生活の場である街、そして仕事の場である企業、自助・共助の市民生活と自助・互助の企業の取り組みを考える。

備考

【教材】
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講師陣

名前 青山 やすし
肩書き 明治大学専門職大学院ガバナンス研究科教授、元東京都副知事
プロフィール 中央大学卒業後、都庁入庁。高齢福祉部長、政策報道室理事等を経て、石原都政1期目に副知事を4年。財政、都市構造担当の他、危機管理担当として、三宅島災害を陣頭指揮、現在も復興支援に尽力している。2004年より現職。主著に『小説後藤新平』、『行政マンの新戦略』他多数。現在は、東京電力の社外取締役等としてコーポレートガバナンスの実務家として活躍し、CSR研究にも関心を寄せている。
名前 安田 稔
肩書き セコム(株)コーポレート広報部部長
プロフィール 1954年愛知県生まれ。1978年明治大学政治経済学部政治学科卒業。1980年日本警備保障_(現セコム_)入社。1982年本社広報室。1989年広報室次長。1994年広報室長。2007年コーポレート広報部長。
名前 中林 一樹
肩書き 明治大学政治経済学研究科特任教授、阪神・淡路大震災記念・人と防災未来センター上級研究委員を兼務。東日本大震災では南三陸町復興計画策定委員会副委員長。
プロフィール 東京都立大学大学院工学研究科博士課程単位取得退学。工学博士。専門は都市計画論、地域防災論、災害復興論。中央防災会議、東京都防災会議の専門委員や、文部科学省地震調査推進本部政策委員などのほか実践的な研究活動を進め、平成19年度防災功労者担当大臣表彰。阪神・淡路大震災記念・人と防災未来センター上級研究委員を兼務。東日本大震災では南三陸町復興計画策定委員会副委員長。
名前 TKC全国会からの派遣講師(予定)
肩書き
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