大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座趣旨】
企業を取り巻く経営環境の変化が加速化するなかで、いま企業は生産・販売をはじめとする一連の経営活動のみならず、企業倫理や社会的責任等を含めた多様な課題への対応を余儀なくされるとともに、多くの利害関係者のニーズに応えるための高度の戦略的経営が求められています。
本講座では、企業が直面する企業内外の問題への対処のあり方に関する事例研究を通して、これからの戦略的経営の方向性を探ります。

【特記事項】
※ 法人会員料金とは、「リバティアカデミー法人会員」にご入会いただいている企業の方の料金です。
法人会員につきましては、ホームページトップページ上部の、インフォーメーションをご覧ください。

【講義概要】
第1回 11月 9日(水) 戦略的企業経営の概説 -経営戦略理論の系譜-
現代企業にとって不可欠要素である経営戦略について、その代表的理論に関する時系列的考察をはかるとともに、企業が直面してきた戦略的課題の変遷についての検証を行います。

第2回 11月16日(水) 事例研究1 航空会社におけるコストマネジメント戦略
大胆な規制緩和以降、競争環境を激化させてきた米国航空業界にあって、独自の戦略的経営による競争優位性の構築に成功した企業における経営手法の検証を行います。

第3回 11月30日(水) 事例研究2 アパレル会社におけるトップマネジメント問題
加速度的に変化する消費市場にあって乱戦状況を呈するわが国のアパレル業界におけるリーダー企業にみるトップマネジメントの継承に関する問題を検証します。

第4回 12月 7日(水) 事例研究3 家電企業におけるイノベーション・ジレンマ
研究開発と新製品開発が成功要因とされる家電業界における製品イノベーション実現過程の分析を通して、そこに存在するイノベーション・ジレンマ(イノベーションの阻害要因)についての検証を行います。

第5回 12月14日(水) 事例研究4 企業の不祥事・社会的責任
近年増加する企業の不祥事について、その発生要因および企業の対応責任・説明責任、社会的責任のあり方についての検証を通して、こらからの企業の戦略的経営の方向性を探ります。

【講座をお薦めする方】
● 企業の戦略的経営に関心のある方
● 企業戦略や経営管理に関心のある方
● ケーススタディ(事例研究)に関心のある方
※経営学初学者の方でもまったく問題ございません。

【教材】
オリジナルレジュメ

名前	吉村 孝司
肩書き	明治大学専門職大学院会計専門職研究科教授
プロフィール	明治大学大学院経営学研究科博士後期課程修了、博士(経営学)。専門は経営戦略論、イノベーション論、経営管理論。「遺伝子学的アプローチからの企業イノベーションの解明」をテーマに研究。日本マネジメント学会常任理事。著書『企業イノベーション・マネジメント』(中央経済社)、『マネジメント・ベーシックス(編著)』(同文舘出版)、『経営戦略(編著)』(学文社)など多数。