講座詳細情報
申し込み締切日:2011-10-14 / 経営全般 / 学内講座コード:11210001
経営戦略セミナー(リスク・危機マネジメント編) - リスク・危機に対応できる組織をいかにつくるか
- 開催日
- 10月21日(金)、11月 4日(金)、11月11日(金)、11月18日(金)、11月25日(金)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 19:00~20:40
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 24,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
本年3月11日に発生した東日本大震災により、日本の社会・経済は大きなダメージを受け、当面「復興」がわが国の最重要課題であるといえます。企業としては、自然災害を企業経営、経済における重要な脅威として再認識することも必要です。そもそも、今日の経営環境では、政治・経済・社会・技術・自然環境が常に変化し続けており、加えてグローバル化やICT化が進展したビジネス環境の中では、変化の波が瞬く間に伝播し、増幅していきます。
したがって、今日、企業はさまざまなリスクにさらされており、このような環境下において適切な経営を行ううえでは、コーポレートガバナンスや経営戦略の観点から全社的リスクマネジメント(ERM: Enterprise Risk Management)を推進していくことが不可欠です。リスクの把握と評価、リスク対応方針の設定を行うとともに、事業継続計画(BCP: Business Continuity Planning)を策定し、不確実性・不測の事態のマネジメントを構築していく必要があります。
本セミナーでは、ERM,BCPの体系や具体的な進め方を、理論と事例をとおして学びます。
【特記事項】
※ 法人会員料金とは、「リバティアカデミー法人会員」にご入会いただいている企業の方の料金です。
法人会員につきましては、ホームページトップページ上部の、インフォーメーションをご覧ください。
【講義概要】
第1回 10月21日(金) 「企業における全社的リスクマネジメントの取り組み動向と課題」
さまざまな経営、事業環境変化に直面する中で全社的リスクマネジメント(ERM)の整備・強化が重要な経営課題になっています。本セミナーのイントロダクションとして、ERMの必要性と体系を理解するとともに、企業の取り組み動向、規格化について把握し、今後の課題を検討します。
第2回 11月 4日(金) 「BCP/BCMの具体的な進め方と中小企業での実践」
自然災害の発生、新型インフルエンザの流行、ライフライン事故等に伴う企業の事業中断は、社会・経済に大きな影響を及ぼします。そのための対策として事業継続計画管理(BCP/BCM)の重要性が高まっています。業種や規模により取り組み方はまちまちですが、BCP/BCMの具体的な進め方を学ぶとともに、特に中小企業での実践方法・ポイントを提示します。
第3回 11月11日(金) 「事例:リケン~新潟県中越沖地震を踏まえたBCPの整備拡充」
新潟県柏崎市に事業所・工場を有する大手自動車部品メーカーの株式会社リケンは、近年中越地震、中越沖地震の2回の震災を経験しました。最大震度6強を記録した中越沖地震では短期間での復旧に成功し、産業界から注目されました。その経験から得られたリスク・危機管理、復旧に関するさまざまな教訓・知見と、その結果として構築されている事業継続計画(BCP)についてお話しいただきます。
第4回 11月18日(金) 「事例:東京ガス~全社的リスクマネジメントの取り組み」
東京ガスグループでは、2003年4月から全社的リスクマネジメント(ERM)の導入準備に着手し2004年から運用を開始しました。その後もERMの一環としてのBCP(事業継続計画)の組み込みや、継続的な制度改善を図っています。なぜERMを導入する必要があったのか、どのようにして導入したのか等について、具体的にお話しいただきます。
第5回 11月25日(金) 「高信頼性組織と安全文化:リスク・危機に頑健な組織の実現方策」
本セミナーでは、ERM,BCPの体系や具体的な進め方、そして事例を学んできましたが、リスクマネジメントにおいては、制度・システム以外に組織的、人的側面も重要です。近年着目されている高信頼性組織(HRO)、安全文化の観点からリスク・危機に頑健な組織の特徴を明らかにし、体質改善のあり方を検討します。
本年3月11日に発生した東日本大震災により、日本の社会・経済は大きなダメージを受け、当面「復興」がわが国の最重要課題であるといえます。企業としては、自然災害を企業経営、経済における重要な脅威として再認識することも必要です。そもそも、今日の経営環境では、政治・経済・社会・技術・自然環境が常に変化し続けており、加えてグローバル化やICT化が進展したビジネス環境の中では、変化の波が瞬く間に伝播し、増幅していきます。
したがって、今日、企業はさまざまなリスクにさらされており、このような環境下において適切な経営を行ううえでは、コーポレートガバナンスや経営戦略の観点から全社的リスクマネジメント(ERM: Enterprise Risk Management)を推進していくことが不可欠です。リスクの把握と評価、リスク対応方針の設定を行うとともに、事業継続計画(BCP: Business Continuity Planning)を策定し、不確実性・不測の事態のマネジメントを構築していく必要があります。
本セミナーでは、ERM,BCPの体系や具体的な進め方を、理論と事例をとおして学びます。
【特記事項】
※ 法人会員料金とは、「リバティアカデミー法人会員」にご入会いただいている企業の方の料金です。
法人会員につきましては、ホームページトップページ上部の、インフォーメーションをご覧ください。
【講義概要】
第1回 10月21日(金) 「企業における全社的リスクマネジメントの取り組み動向と課題」
さまざまな経営、事業環境変化に直面する中で全社的リスクマネジメント(ERM)の整備・強化が重要な経営課題になっています。本セミナーのイントロダクションとして、ERMの必要性と体系を理解するとともに、企業の取り組み動向、規格化について把握し、今後の課題を検討します。
第2回 11月 4日(金) 「BCP/BCMの具体的な進め方と中小企業での実践」
自然災害の発生、新型インフルエンザの流行、ライフライン事故等に伴う企業の事業中断は、社会・経済に大きな影響を及ぼします。そのための対策として事業継続計画管理(BCP/BCM)の重要性が高まっています。業種や規模により取り組み方はまちまちですが、BCP/BCMの具体的な進め方を学ぶとともに、特に中小企業での実践方法・ポイントを提示します。
第3回 11月11日(金) 「事例:リケン~新潟県中越沖地震を踏まえたBCPの整備拡充」
新潟県柏崎市に事業所・工場を有する大手自動車部品メーカーの株式会社リケンは、近年中越地震、中越沖地震の2回の震災を経験しました。最大震度6強を記録した中越沖地震では短期間での復旧に成功し、産業界から注目されました。その経験から得られたリスク・危機管理、復旧に関するさまざまな教訓・知見と、その結果として構築されている事業継続計画(BCP)についてお話しいただきます。
第4回 11月18日(金) 「事例:東京ガス~全社的リスクマネジメントの取り組み」
東京ガスグループでは、2003年4月から全社的リスクマネジメント(ERM)の導入準備に着手し2004年から運用を開始しました。その後もERMの一環としてのBCP(事業継続計画)の組み込みや、継続的な制度改善を図っています。なぜERMを導入する必要があったのか、どのようにして導入したのか等について、具体的にお話しいただきます。
第5回 11月25日(金) 「高信頼性組織と安全文化:リスク・危機に頑健な組織の実現方策」
本セミナーでは、ERM,BCPの体系や具体的な進め方、そして事例を学んできましたが、リスクマネジメントにおいては、制度・システム以外に組織的、人的側面も重要です。近年着目されている高信頼性組織(HRO)、安全文化の観点からリスク・危機に頑健な組織の特徴を明らかにし、体質改善のあり方を検討します。
備考
【講座をお薦めする方】
・企業の経営者・役員,経営企画,管理部門の方々
・リスク管理,危機管理,事業継続計画等に取り組まれる方々
・IT等リスク管理,事業継続計画に関連する部門の方々
【教材】
オリジナルレジュメ
・企業の経営者・役員,経営企画,管理部門の方々
・リスク管理,危機管理,事業継続計画等に取り組まれる方々
・IT等リスク管理,事業継続計画に関連する部門の方々
【教材】
オリジナルレジュメ
講師陣
名前 | 歌代 豊 |
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肩書き | 明治大学経営学部教授 |
プロフィール | 上智大学理工学部卒業、筑波大学大学院経営・政策科学研究科修士課程修了(修士(経営学))。株式会社三菱総合研究所に入社し、経営システムに関するコンサルティング等に従事。2004年、明治大学経営学部助教授に就任、2009年より現職。BSCフォーラム会長。主な著書として、『情報・知識管理:ITとナレッジマネジメント』(編著、学文社)等がある。 |
名前 | 野口 和彦 |
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肩書き | 株式会社 三菱総合研究所 研究理事 |
プロフィール | 東京大学工学部航空学科卒業後、株式会社三菱総合研究所入社。安全政策研究部長、参与を経て2005年12月より現職。専門分野はリスクマネジメント(安全工学、人間工学、危機管理)、科学技術政策。ISOリスクマネジメント関連規格日本代表委員。主な著書として、『リスクマネジメント―目標達成を支援するマネジメント技術』(日本規格協会、2009)等がある。 |
名前 | 池田 浩敬 |
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肩書き | 富士常葉大学附属社会災害研究センターセンター長 社会環境学部・環境防災学部学部長 大学院環境防災研究科教授 |
プロフィール | 早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。株式会社三菱総合研究所主任研究員を経て2001年富士常葉大学助教授、2006年より現職。博士(都市科学)、技術士(建設部門)。専門分野は、都市防災、都市計画、災害復興計画論。静岡県BCP普及研究会会長,「静岡県事業継続計画モデルプラン」(静岡県)「あいちBCPモデル」(愛知県)「中小企業BCPガイド」(中小企業庁)の策定等に携わる。 |
名前 | 藤井 多加志 |
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肩書き | 株式会社 リケン 営業管理部長兼事業管理(BCP)室長 |
プロフィール | 中越地震・中越沖地震で柏崎工場が被災後、復旧対策本部に従事。震災後、カーメーカーとのやり取りの後、豪雪、インフルエンザへの対応、海外拠点対応を含むグローバルBCPを構築。取組み内容はCSRの一環で開示。東日本大震災を受けて防災・BCPを再構築。 |
名前 | 吉野 太郎 |
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肩書き | 東京ガス株式会社 総合企画部 経営管理グループ 担当副部長 |
プロフィール | 慶応義塾大学経済学部卒業。東京ガス株式会社入社。営業総括部、川崎支店、監査部、IR部(リスク管理グループ)などを経て、2010年4月より総合企画部経営管理グループ。2003年4月からERMの導入と運用を担当。その後、内部統制報告制度(金融商品取引法)および内部統制システムの整備に関する基本方針(会社法)も担当。現在、ERMの運用、危機管理体制・BCP、およびそれらについての有価証券報告書等での情報開示等を担当。CIA(公認内部監査人)、CCSA(内部統制評価指導士)、CFE(公認不正検査士)。 |