大学公開講座のセカンドアカデミー

パイプオルガンは世界に一つとして同じ音色の楽器は存在しないといわれ、それぞれに個性をもつ楽器です。また、ストップの組み合わせによって音楽も様々な色彩をはなつため、そのレジストレーション（音の選択）は、パイプオルガンを演奏するうえで非常に重要な要素の一つです。オルガン曲には、一曲の中で様々なレジストレーションを用いる作品が数多く存在し、各部分の音色を熟考し、選択していくことは、オルガン作品を演奏する楽しみでもあります。また、そのような作品の場合、曲中でのストップ操作の補助をするアシスタントの存在は重要であり、いかに演奏者と一体となって、その演奏に心を寄り添わせるかが鍵となります。
本講座では、「チャペルで弾くパイプオルガン」を2年受講し、オルガン奏法の基礎を習得された方を対象に、レジストレーションを考え、演奏し、そして他の演奏者のアシスタントをする方法を学びます。

◆受講者を2つのグループに分け、さらにその中で3人一組のグループに分けて実技レッスンを行います。グループ分けは大学側で行い、後日詳細をお知らせいたします。なお、第1回はレクチャー、第8回は発表会とし、2グループ合同で行います。
◆各自ご準備いただく課題曲を後日お知らせいたします。
◆レッスン日にはチャペルのオルガンの練習が可能です。時間、順番などは後日お知らせいたします。
◆日程
　　　　　　　　　　Aグループ　　　　　　　　　　　　　　　Ｂグループ
　　第1回　　　2011年4月11日　　　　　　　　　　　2011年4月11日
　　第2回　　　2011年4月18日　　　　　　　　　　　2011年4月25日
　　第3回　　　2011年5月9日　　　　　　　　　　　　2011年5月16日
　　第4回　　　2011年5月23日　　　　　　　　　　　2011年5月30日
　　第5回　　　2011年6月6日　　　　　　　　　　　　2011年6月13日
　　第6回　　　2011年6月20日　　　　　　　　　　　2011年6月27日
　　第7回　　　2011年7月4日　　　　　　　　　　　　2011年7月11日
　　第8回　　　2011年7月25日　　　　　　　　　　　2011年7月25日　

名前	関本　恵美子
肩書き	本学専任講師
プロフィール	せきもと　えみこ　恵泉女学園中学・高等学校卒業。東京芸術大学オルガン科卒業。同大学院修士課程修了。オルガンを廣野嗣雄、木田みな子、S. タンストラの各氏に師事。ヨーロッパ各国のオルガンアカデミーにて研鑽を積む。国内外にてソロ演奏、オーケストラ・合唱団との共演を行っている。現在、恵泉女学園大学専任講師（キリスト教音楽主任）・オルガニスト、日本キリスト教団霊南坂教会オルガニスト。