検索:

トップ > 講座詳細


講座詳細情報

申し込み締切日:2022-05-19 / 芸術・文化:その他教養 / 学内講座コード:22A1606000

浮世絵散歩【対面講座】 西欧をかけめぐる花鳥風月・小原古邨

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
6月 2日(木)、 7月 7日(木)、 8月 4日(木)
講座回数
3回
時間
12:30~14:00
講座区分
数回もの 
入学金
 - 
受講料
6,000円
定員
40
その他
5500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

関連講座

講座詳細

【講座内容】
ある実業家のコレクションから見つかった数百枚の花鳥画があります。描いたのは小原古邨。江戸時代から続く、錦絵(多色摺木版画)によるものでした。作品の制作期は1900年代初頭、明治後期にあたり、伝統的な錦絵がほとんど制作されなくなったといわれる時期でした。しかし、数百点にのぼる作品は、日本国内ではなく、アメリカやイギリスを中心に紹介されていたのです。このため日本の版画史からは、まったく見落とされていました。江戸の錦絵と大正・昭和の新版画の間に位置する、古邨の花鳥画をご紹介しながら、その魅力と意義を新たな視点からご紹介し、考えてみたいと思います。

【講座スケジュール】
第1回 6月 2日(木) 日本人が育んできた花鳥風月の詩情
詳細:古邨の作品を、四季を通じてご覧いただくとともに、美人絵で有名な歌麿、名所絵の北斎や広重が描いた花鳥画の作品などもあわせてご紹介します。そして、海外において古邨の花鳥画がどのように愛され受容されてきたのか、参考資料をご覧いただきながら考えます。
第2回 7月 7日(木) 謎の絵師、小原古邨
詳細:明治生まれの古邨は、若い頃アーネスト・フェノロサの指導を受けたと言われていますが、その詳細についてはいまだ不明です。しかし、そのフェノロサと関係のあった美術商が積極的に古邨の作品を米国に紹介していたことなどが最近分かってきました。古邨と彼をとりまく人々、そして古邨の作品を収蔵していた実業家であり、また浮世絵蒐集家としても知られる原安三郎についても紹介します。
第3回 8月 4日(木) 驚くほど高度な錦絵技法
詳細:一見すると、肉筆画のようにも感じられる古邨の作品ですが、シャープな描線や画面の凹凸、木版の板目を生かした背景の表現など木版画でなければ表現できない妙味が作品の世界観を広げます。これらは江戸時代から受け継がれた技術によるところが大きいのですが、加えて最新の技術も応用されています。その古邨作品の制作過程についてもお話します。

備考

【備考】
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容をオンライン講座へ変更または中止とする場合がございます。

講師陣

名前 小池 満紀子
肩書き 国際浮世絵学会常任理事、中外産業株式会社 原安三郎コレクション担当、
プロフィール 川崎・砂子の里資料館理事
共著に、『日本の近代絵画』(勉誠出版、1997年)、『月岡芳年 魁題百撰相』(二玄社、2012年)、『広重TOKYO 名所江戸百景』(講談社、2017年)、『小原古邨木版画集』(阿部出版、2018年)、『横浜浮世絵 斎藤文夫コレクション』(川崎砂子の里資料館、2018年)、『小原古邨』(平凡社、2021年)など。著書に『小原古邨の小宇宙』(青月社、2017年)、『小原古邨作品集』(東京美術、2021年)。
資料を請求する

関連講座

質問する

↑ページの先頭へ

© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.