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講座詳細情報

申し込み締切日:2013-05-16 / 政治:宗教・哲学:その他教養 / 学内講座コード:13A1611401

丸山真男『日本政治思想史研究』を読む 第1論文「近世儒教の発展における徂徠学の特質並にその国学との関連」精読(神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科主催講座2) 

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
5月17日(金)、 5月24日(金)、 5月31日(金)、
6月 7日(金)、 6月14日(金)、 6月21日(金)
講座回数
6回
時間
19:00~20:30
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
9,500円
定員
30
その他
8500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
丸山真男の日本政治思想史研究は、助手論文「近世儒教の発展における徂徠学の特質並にその国学との関連」において一つの基礎が据えられた。日本における封建思想の解体と近代思想の芽生えを、近世における朱子学の解体、古学派の形成、国学の登場という展開過程としてとらえた丸山の論理は、論文執筆当時いかなる意味を持ったか、そして今日においていかなる意味を持つのか。歴史的状況の変化をとらえつつその論理を検証すると同時に、状況を越えて学ぶべきものがあるとすればそれは何かを考えたい。本講座では、いたずらに外在的批判に陥ることなく、まずテキストを精読し、論文を内在的に理解することから始める。


【講座スケジュール】
第1回 5月17日(金) 丸山真男とその時代
 丸山の研究を理解する前提として、丸山がどんな時代をどのように生きたかを、特に戦中・戦後の時期に焦点を当てて検討する。

第2回 5月24日(金) 「第1節 まえがき――近世儒教の成立」
 近世儒教と徳川幕藩制との関係について、近世史の研究成果の上に立って再考する。

第3回 5月31日(金) 「第2節 朱子学的思惟様式とその解体」
 封建思想としての朱子学の世界像の理解を深めると同時に朱子学の可能性について考察する。

第4回 6月 7日(金) 「第3節 徂徠学の特質」
 徂徠学の論理を把握することを中心とするが、その幕藩制の構造的問題との関連を検討する。

第5回 6月14日(金) 「国学とくに宣長学との関連」
 本居宣長の思想的特質を徂徠学が切り開いた思想的地平との関連において考察する。

第6回 6月21日(金) 「むすび」
 「朱子学―徂徠学―宣長学」という思想史的展開過程を総括するとともに、その分析に現れた丸山の方法論的特質とその意義について考える。

講師陣

名前 橘川 俊忠
肩書き 神奈川大学名誉教授
プロフィール 1945年生まれ。東京大学法学部卒業。専門は日本政治思想史。著書に『近代批判の思想』(論創社)、『歴史解読の視座』『日本の民俗学者――人と学問』(以上、共著、御茶の水書房)、『奥能登と時国家研究編2』(平凡社)、『終わりなき戦後を問う』(明石書店)などがある。
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