講座詳細情報
申し込み締切日:2013-06-05 / 日本史:宗教・哲学:その他教養 / 学内講座コード:13A1611101
日本の神々 「神道」の形成と展開
- 開催日
- 6月19日(水)、 6月26日(水)、 7月 3日(水)、
7月10日(水)、 7月17日(水)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 8,000円
- 定員
- 50
- その他
- 7200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
「日本固有の宗教」といわれる「神道」ですが、実は古代からずっと独立した宗教として存在してきたわけではありません。神に対する素朴な信仰をもとに、千年にわたる外来宗教との習合や対立といった緊張の中から生み出されたものなのです。柔軟でダイナミックな変容こそが、「神道」の豊かな魅力の源泉といえるでしょう。
この講座では、「神道」の形成と展開を、中世から近世における諸宗教との関係を中心に探っていきます。毎回重要な神道説を取り上げ、関連する記録や神道書などを読み解きます。はじめて参加される方でも理解できるよう、丁寧に解説しながら進めたいと思います。日本人にとって神とは何か、伝統とは何か。その答えを見つけるために、一緒に歴史の扉を開けてみましょう。
【講座スケジュール】
第1回 6月19日(水) 仏教伝来と日本の神々――神仏習合
古代の神祇信仰が、仏教と習合していく過程をたどります。
第2回 6月26日(水) 伊勢神宮をめぐる秘説――両部神道と伊勢神道
僧侶や神宮祀官によって展開された中世神道説に焦点を当て、その成立背景について考えます。
第3回 7月 3日(水) 根源への希求――吉田神道
神道を仏教や儒教より優れた「万法の根本」として位置づける吉田神道を取り上げます。
第4回 7月10日(水) 一神教からみた神々――キリシタンと神道
キリスト教の宣教師や信者達が、日本の神をどのように認識していたのかを考察します。
第5回 7月17日(水) 神と仏の分離――儒家神道と国学
仏教を批判し、神仏習合を否定した儒者と国学者の神観念を検討します。
「日本固有の宗教」といわれる「神道」ですが、実は古代からずっと独立した宗教として存在してきたわけではありません。神に対する素朴な信仰をもとに、千年にわたる外来宗教との習合や対立といった緊張の中から生み出されたものなのです。柔軟でダイナミックな変容こそが、「神道」の豊かな魅力の源泉といえるでしょう。
この講座では、「神道」の形成と展開を、中世から近世における諸宗教との関係を中心に探っていきます。毎回重要な神道説を取り上げ、関連する記録や神道書などを読み解きます。はじめて参加される方でも理解できるよう、丁寧に解説しながら進めたいと思います。日本人にとって神とは何か、伝統とは何か。その答えを見つけるために、一緒に歴史の扉を開けてみましょう。
【講座スケジュール】
第1回 6月19日(水) 仏教伝来と日本の神々――神仏習合
古代の神祇信仰が、仏教と習合していく過程をたどります。
第2回 6月26日(水) 伊勢神宮をめぐる秘説――両部神道と伊勢神道
僧侶や神宮祀官によって展開された中世神道説に焦点を当て、その成立背景について考えます。
第3回 7月 3日(水) 根源への希求――吉田神道
神道を仏教や儒教より優れた「万法の根本」として位置づける吉田神道を取り上げます。
第4回 7月10日(水) 一神教からみた神々――キリシタンと神道
キリスト教の宣教師や信者達が、日本の神をどのように認識していたのかを考察します。
第5回 7月17日(水) 神と仏の分離――儒家神道と国学
仏教を批判し、神仏習合を否定した儒者と国学者の神観念を検討します。
講師陣
名前 | 平沢 卓也 |
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肩書き | 早稲田大学日本宗教文化研究所招聘研究員 |
プロフィール | 1967年東京生まれ。國學院大學卒業。早稲田大学大学院博士後期課程単位取得退学。専門は神道思想史。論文に「山王の受戒―中古天台における神祇観の一班―」(『東洋の思想と宗教』22)、「〈和光同塵灌頂〉考」(伊藤聡編『中世神話と神祇・神道世界』竹林舎)などがある。 |