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講座詳細情報

申し込み締切日:2012-12-01 / 文学:その他教養 / 学内講座コード:12B1612201

文芸にみる豊臣秀吉の時代

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
12月 4日(火)、12月11日(火)、12月18日(火)、 1月 8日(火)、 1月15日(火)、 1月22日(火)、 1月29日(火)
講座回数
7回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
11,000円
定員
50
その他
9900(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
前回、文芸作品を通して織田信長の時代をたどり、近代の作家がどのような人物像や時代像を描いていたかについて検討しました。
これまで歴史学が見落としてきた研究上の問題に、作家の鋭い視線が注がれ、歴史学の側に問題が投げかけられる面もあったと思います。今回は豊臣秀吉とその時代をとりあげ、歴史と文学との関係について更に考えてみます。

【講座スケジュール】
第1回12月 4日(火) 豊臣秀吉の人物像
詳細:秀吉の庶民的な人気は、徳川氏の厳しい監視下にあった江戸時代から根強いものがありました。明治期の史論史家である山路愛山『豊臣秀吉』(岩波文庫)をはじめとする近代の作家は、これをどのように受けとめたでしょうか。

第2回12月11日(火) 秀吉の一族
詳細:豊臣一族については、渡辺世祐『豊太閤の私的生活』(講談社学術文庫)をはじめ多くの研究がありますが、ここでは井上靖『淀どの日記』(角川文庫、その他)を採りあげてみます。

第3回12月18日(火) 秀吉の家臣
詳細:秀吉は、加藤清正をはじめ個性豊かな家臣を多く抱えていましたが、ここでは、数奇な運命をたどった佐々成政を描いた松本清張『ひとりの武将』(筑摩現代文学大系72、その他)から考えてみます。

第4回 1月 8日(火) 茶道と政道
詳細:茶道は豊かな芸術であると同時に、茶会は激しい政治的駆け引きの舞台でもありました。野上弥生子『秀吉と利休』(中央公論社、1964年、のち中公文庫に採録)から、茶人と政治の関係について検討します。

第5回 1月15日(火) 天下統一への途
詳細:武蔵の忍城(おしじょう)は、秀吉が落とせなかった唯一の城と言われていますが、城主の成田長親の人物像を描いた和田竜『のぼうの城』(小学館、2007年)を手がかりに、秀吉の全国制覇の過程をたどります。

第6回 1月22日(火) 朝鮮出兵
詳細:秀吉が晩年に企てたこの対外戦争について、心ならずもその先鋒をつとめたキリシタン大名小西行長の生涯を描いた遠藤周作『鉄の首枷』(中央公論社、1977年、のち中公文庫に採録)を素材に検討します。

第7回 1月29日(火) 関ヶ原の戦い
詳細:秀吉の死後、豊臣体制の存続・継承を賭けて激しく争われた「天下分け目の戦い」については、さまざまに論じられていますが、ここでは司馬遼太郎『関ヶ原』(新潮社、1988 年)を中心に検討します。

講師陣

名前 三鬼 清一郎
肩書き 名古屋大学名誉教授
プロフィール 1966年東京大学大学院満期退学。同年東大史料編纂所勤務。名古屋大学教授等を経て、2000年より2006年3月まで神奈川大学教授。専門は日本近世史。主要著書に『鉄砲とその時代』(教育社歴史新書)、『織豊期の政治構造』(編著、吉川弘文館)、『太閤検地と朝鮮出兵』(岩波講座日本歴史・近世1)など。
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