【レイクランド大学ジャパン・キャンパスの講座一覧】
(※時期により募集中の講座がない場合がございます)
連続講座・体験受講レポート vol.1
これから全10回にわたって、各回の模様と、彼の成長の過程をご紹介していきます。
レイクランド大学ジャパン・キャンパスは、その日本校で、1991年に開校。2005年に「外国大学の日本校(※)」が制度化された際に、アメリカの私立大学としては日本で初めてその指定を受け、現在に至っています。
セカンドアカデミー・スタッフの米川です。今回、初めて体験受講レポートの執筆をすることになりました。
さて、その最初のミッションは、アメリカの大学であるレイクランド大学のジャパン・キャンパスにて、英語の講座を受講すること。
実は私、中学以来20余年、英語が大の苦手で、英語が原因で浪人し、留年までした強者です。しかも、母校の大学が英語で有名なため、自己紹介するたびに「じゃあ、英語できるんだ!」と言われて、コンプレックスは大きくなるばかり…。(語学の必修を何度も落とし、最後は先生の温情で「可」をもらってなんとか卒業しました)
しかし、齢35にしてこういった機会を得た以上、ここで日常会話くらいはできるようにならねば、生涯学習をサポートするセカンドアカデミー社員として名がすたるとの思いで、一番入門的な講座を選ばせていただき、ぶつかってみることにしました。
会場となるレイクランド大学ジャパン・キャンパスは、都営新宿線の新宿三丁目駅から徒歩5分、丸ノ内線/副都心線の新宿三丁目駅や丸ノ内線の御苑前から徒歩8分程度、靖国通りから一本入った通りに立地しています。
社会人向けの『オープン・カレッジ』は、大学の正規プログラムを一般社会人向けにアレンジしたもので、週1回2時間(平日夜ないしは土曜)、全10回(10週間)のコースになっています。語学だけでなく、フラワーデザインやPCの講座などもあり、全て修士号以上の専門の資格を持っているネイティブの大学教員が英語で開講しているのが特徴です。
【写真左:外観、 写真上:エントランスのオープン・カレッジ受付】 |
校舎に入ると、学生同士が英語で会話、先生はネイティブの方ばかり、職員の方と先生の会話も英語、掲示物も英語英語英語、、、言語といえば標準日本語と茨城弁くらいしかできない私の表情は、だんだん引きつった笑いになっていきます。
今回受講するのは「Communicating in English / 基礎英会話」で、先生は日系四世のAileen Chizuru Inoue先生です。日本語の堪能な先生なので、少し安心しました。
Aileen先生は、とてもにこやかで物腰の柔らかな方ですが、華道では池坊の師範、日本舞踊は花柳流の名取、お茶は裏千家の師範、サンフランシスコでフラワースタジオをされていた時には、ハリウッド俳優のニコラス・ケイジや、あのIT企業オラクルのラリー・エリソンが常連客だったという、大変なご経歴をお持ちの方です。
他の受講生のみなさんは、欠席の方も入れて6名。仕事で英語が必要になるために学びに来られた方たちと、リタイア後の学びをされている方で、多くは私より少し若いか同世代くらいです。少人数でとてもアットホームな雰囲気で、まるでアメリカの大学のような感じですね(アメリカの大学です)。
今回は、第1回ということで、講義の方針やポイントの説明、先生の自己紹介、受講者の自己紹介とそれに対する先生との簡単なやり取りというかたちでした。
方針やポイントのうち、主なものを紹介すると、
①話すことへの怖れを取り去ること、
②日本人的なシャイさを乗り越えること、
③頭の中で完璧に訳そうとせずに感じること、
④知っている単語や構文など簡単でシンプルなもので表現すること …などです。
初級者向け講座だけあって、英語が苦手な日本人にとっての壁や課題が、実に簡潔に指摘されています。また、先生の英語もとても聴き取りやすい丁寧なもので、聞きなれない単語に首をひねっていると、助け舟を出してくれます。
私は、自己紹介の段階で早くも危うい状況でしたが、きちんと配慮いただいて、Yes/Noや簡単な単語で答えられる質問を投げかけてくださいました。
そうして、先生の、そして受講者同士の人となりを共有し、全10回の“icebreaker”の場として、第1回は終了。来週からは講義が本格化します。
初めは緊張していたものの、他の受講生のみなさんの、とにかく話そうとしている姿勢に接していると、自分も失敗を恐れずにとにかく何か話さなきゃという気持ちになってくるから不思議です。学生時代は、人が発言すればするほど、自分はどんどん小さくなっていたのに。
なんだか、これからの講義を通して、苦手を克服するブレイクスルーが起きそうな予感がしてきました!次回が楽しみです。