大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・テレビ・ジャーナリズムの過去のすぐれた作品をみて、今を考える。
・固定化したテレビ・ジャーナリズム論を越えることを試みる。
・ソ連とロシアの現代史を謙虚に学ぶ。

【講義概要】
私自身がテレビ報道を46年にわたって続けてきているので、自身が制作に関わったテレビ報道の作品をみながら、テレビジャーナリズムの過去、現在、未来を受講者と一緒に考えてみたいと思っています。とりわけ23年度春学期で8回にわたって視聴した『世紀末モスクワを行く』(1992年～94年)の作品の続き(Part10、Part11、Part12)と、関連作品(ロシアにまつわるもの)を見ていきます。そこから、ウクライナ侵略戦争のさなかにあるロシア、ウクライナ、ベラルーシの人々のことについて考えたいと思います。学生の方々や放送現場の方々、ロシアやウクライナの方の参加も大歓迎です。

【各回の講義予定】
第1回 2023/10/ 2(月) 「世紀末モスクワを行く」をみる。オリエンテーション。
第2回 2023/10/16(月) 「世紀末モスクワを行く」Part10をみる。
第3回 2023/10/23(月) 「世紀末モスクワを行く」Part11をみる。
第4回 2023/10/30(月) 「世紀末モスクワを行く」Part12をみる。
第5回 2023/11/ 6(月) 「ロシアより愛をこめて」(集英社文庫からこの夏に刊行予定)のテキスト(1)
第6回 2023/11/13(月) 「ロシアより愛をこめて」(集英社文庫からこの夏に刊行予定)のテキスト(2)
第7回 2023/11/20(月) 「ロシアより愛をこめて」(集英社文庫からこの夏に刊行予定)のテキスト(3)
第8回 2023/11/27(月) 「ロシアより愛をこめて」(集英社文庫からこの夏に刊行予定)のテキスト(4)
第9回 2023/12/11(月) 「ロシアより愛をこめて」(集英社文庫からこの夏に刊行予定)のテキスト(5)
第10回 2023/12/18(月) 「ロシアより愛をこめて」(集英社文庫からこの夏に刊行予定)のテキスト(6)

【ご受講に際して】
◆政治・経済・社会情勢等の変化によって、講座内容が変更になることがあります。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	金平 茂紀
肩書き	ジャーナリスト
プロフィール	TBS「報道特集」特任キャスター。早稲田大学政治経済学術院客員教授(2013年～2022年)。沖縄国際大学非常勤講師(2022年～)。日本ペンクラブ理事。日本メディア学会理事。1953年、北海道旭川市生まれ。1977年、TBS入社。以降、同局でモスクワ支局長、ワシントン支局長、「筑紫哲也NEWS23」編集長、報道局長などを歴任。2010年より「報道特集」キャスター。2022年9月でレギュラー退任。2004年度、ボーン上田記念国際記者賞受賞。2022年度、外国特派員協会「報道の自由賞」受賞。著書に『沖縄ワジワジー通信』『筑紫哲也NEWS23とその時代』など多数。翻訳書に『じじつは じじつ、ほんとうのことだよ』。自由で開かれた議論と、想像力を広げる魅力あるカレッジを共につくっていくことが目標です。