大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・世界がどんどん小さくなっていることを理解する。
・テロリズムなど、国境を越える人々をめぐる様々な問題を考える。
・グローバル化の中で生きていくコツを身につける。

【講義概要】
21世紀になり、国境を越える人々はどんどん増えていった。観光のため海外旅行をする人々、海外の大学などに留学する学生、海外の駐在所へ仕事に行くビジネスマンなど、越えていく人々の目的は様々である。このような人々の移動は多くの利点を生み出す一方、様々な問題の原因にもなっている。そして最も大きな問題に、人種差別などの排外主義と、テロリズムなどの過激主義がある。なぜ排外主義と過激主義は生じるようになったのだろうか。グローバル化の光と影を解き明かしていこう。

【各回の講義予定】
第1回 2023/ 9/28(木) 国際社会学はどのような学問か
第2回 2023/10/ 5(木) グローバル化と社会統合の危機
第3回 2023/10/12(木) 排外主義と過激主義とは何か
第4回 2023/10/19(木) 多様性の増大と社会統合のゆらぎ
第5回 2023/10/26(木) 排外主義の多様化と展開 (1)
第6回 2023/11/ 2(木) 排外主義の多様化と展開 (2)
第7回 2023/11/ 9(木) 過激主義のグローバルな展開 (1)
第8回 2023/11/16(木) 過激主義のグローバルな展開 (2)
第9回 2023/11/30(木) いかに解決するか－脱排外主義・脱過激主義への挑戦 (1)
第10回 2023/12/ 7(木) いかに解決するか－脱排外主義・脱過激主義への挑戦 (2)

【ご受講に際して】
◆2023年春講座の内容の拡張版を展開します。したがって、2023年春講座と本講座は、内容が一部重複しています。この点に十分ご留意ください。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	樽本 英樹
肩書き	早稲田大学教授
プロフィール	名古屋市生まれ。東京大学文学部社会学科卒業後、同大学院人文社会系研究科博士課程終了。博士(社会学)。専門分野は国際社会学。編著書は、『よくわかる国際社会学』『国際移民と市民権ガバナンス-日英比較の国際社会学』『排外主義の国際比較-先進諸国における外国人移民の実態』(以上、ミネルヴァ書房)など多数。