大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
アフガニスタンの現代史を概観することで同国に関する理解を深める。

【講義概要】
2001年の9.11同時多発テロをきっかけに始まった対テロ戦争でターリバーン政権は崩壊しましたが、それから20年たった昨年8月、ターリバーンは再び首都を制圧し、政権を樹立して世界を驚かせました。対テロ戦争後に復興の道を歩んでいたアフガニスタンはターリバーン政権の下で新たな道を模索しています。本講義では、1980年代までの冷戦期、1980年代の対ソ連戦争期、90年代の内戦とターリバーン政権樹立の時代、9.11以降の時代に分けてアフガニスタンの現代史を概観し、この国が冷戦や周辺国の力学にいかに翻弄されてきたかを読み解き、アフガニスタンへの理解を深めていきます。

【各回の講義予定】
第1回 2022/10/17(月) 大国間のはざまで―アフガニスタンの独立と冷戦
第2回 2022/10/24(月) 対ソ連戦争ー冷戦の代理戦争とジハード
第3回 2022/10/31(月) 内戦とターリバーン第1次政権樹立
第4回 2022/11/ 7(月) 911、復興、そしてターリバーン政権の復活

【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は11月14日(月)を予定しています。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	山根 聡
肩書き	大阪大学教授
プロフィール	博士(地域研究、京都大学)。専門分野はウルドゥー文学、南アジア・イスラーム論。1994年から2年間、パキスタンの日本国大使館で専門調査員としてアフガニスタンを担当。主要著書に『アフガニスタン史』(共著)、『現代パキスタン分析』(共編著)、『食から描くインド』(共編著)など。