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講座詳細情報

申し込み締切日:2022-03-07 / 日本史 / 学内講座コード:940209

【オンデマンド】『中国戦線、ある日本人兵士の日記 1937年8月~1939年8月』を読む

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター オンデマンド(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
3月 9日(水)~ 3月 9日(水)
講座回数
7回
時間
10:30~12:00
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
13,860円
定員
20
その他
ビジター価格 13,860円
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・日中戦争に従軍した下級兵士が残した戦場日記を読み、普通の兵士の戦場体験と戦争意識を解明する。
・兵士の日記から中国戦場における日本軍部隊の日常と作戦、戦闘の実態を知り、日中戦争の認識をさらに深める。
・兵士の日記の史料的価値を評価するとともに、史料批判もおこない、兵士が認識できなかった日中戦争の本質を考察する。

【講義概要】
京都の第16師団第9連隊第3大隊第9中隊の歩兵一等兵として出征、歩兵上等兵として帰還した小林太郎が、部隊生活、作戦、戦闘の毎日を記録した日記を史料として読んでゆく。第16師団の小林太郎の部隊は、「北支事変」、上海戦、南京攻略戦、徐州作戦、武漢作戦と日中戦争の前半の主要な作戦にすべてに参加している。その意味では、一般の歴史書に書かれている日中戦争の歴史像を末端部隊の作戦、戦闘の実態からとらえ直す必要を提起している。一九一〇年生まれの小林太郎は、私たち戦後世代の父や祖父の世代にあたり、多くの親や祖父が中国戦場を語らずにいたなかで、中国戦場の日常における侵略と加害の実態を本人は自覚なしに記録していることにおいて重要である。日中戦争に出征した父や祖父たちが中国戦場で何をおこなったかを類推する史料にもなっている。



【各回の講義予定】
第1回 2021/11/30(火) 小林太郎日記について
第2回 2021/11/30(火) 「北支事変」(華北)戦場
第3回 2021/11/30(火) 上海戦場
第4回 2021/11/30(火) 南京攻略戦と南京大虐殺
第5回 2021/11/30(火) 徐州作戦の戦場
第6回 2021/11/30(火) 武漢三鎮の軍事占領と内地帰還
第7回 2021/11/30(火) 史料としての小林日記の価値

備考

【ご受講に際して】
◆この講座は
 2021年度 夏期 「『中国戦線、ある日本人兵士の日記 1937年8月~1939年8月』を読む」 (07/05~08/23 月曜日、全7回)
 で開講した講座のアーカイブ講座になります。
◆途中映像音声の乱れるところがありますがご了承ください。
◆オンデマンド講座のため講義内容に関する質疑は受付けいたしかねます。あらかじめご了承お願いいたします。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 笠原 十九司
肩書き 都留文科大学名誉教授
プロフィール 1944年群馬県生まれ。東京教育大学文学部卒業後、同大学文学研究科修士課程中退。博士(学術、東京大学)。専門分野は、中国近現代史、東アジア近現代史。著書に、『第一次世界大戦期の中国民族運動』(汲古書院)、『日本軍の治安戦』(岩波書店)、『南京事件』(岩波新書)、『日中戦争全史』(高文研)、『海軍の日中戦争』(平凡社)などがある。
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