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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-04-07 / 宗教・哲学 / 学内講座コード:310507

仏教思想入門 仏教的思惟の世界を探る

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月9日(火)~6月18日(火)
講座回数
10回
時間
10:30~12:00
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
29,160円
定員
24
その他
ビジター価格 33,534円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・アジアの文化圏の思想文化の中に仏教用語が入り込んでいることは少なくない。それらは大方の場合無意識のうちに受け入れられたものである。その結果、仏教的な思惟方法がアジアの人々の考え方の一つの基盤となっている。本講義では、そうした仏教的な考え方を知るための準備として、仏教の基本的な教理の理解を目標としたい。
・教理の理解のために必要な、文献の読み方や分析の仕方などについても学ぶ機会としたい。

【講義概要】
仏教思想の全体像を把握することは、初期仏教・部派仏教・大乗仏教の諸教理を理解することから始まる。部派仏教は、専門的な仏教用語を前提とする教理を提示している。大乗仏教は、その部派仏教を越えようとして深遠な教理を展開している。これらの教理は難解である。それに対して、初期仏教は現実の人間の生存にかかわる苦しみや煩悩についての捉え方を解り易く説明している。その教理は現代の我々の理性で十分に理解可能なものである。そこで本講義では、仏教思想の入門として、初期仏教における「苦と楽」「ブッダ」「阿羅漢」「真理」などを考察の対象とし、それらに内含されている仏教的な考え方について論じる予定である。あわせて現代における仏教の意義についても言及したい。

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 4/ 9(火) 仏教用語と現代の言葉
第2回 2019/ 4/16(火) 初期仏教の考え方の特色
第3回 2019/ 4/23(火) 『法句経』の成立
第4回 2019/ 5/ 7(火) 『法句経』第14章(「ブッダ」)における賢者像
第5回 2019/ 5/14(火) 『法句経』第7章(「真人(阿羅漢)」)における賢者像
第6回 2019/ 5/21(火) 『法句経』第7章(「真人」)の理解と分析
第7回 2019/ 5/28(火) 四つの聖なる真理における思考方法
第8回 2019/ 6/ 4(火) 苦と楽
第9回 2019/ 6/11(火) 何故に一切は苦なのか
第10回 2019/ 6/18(火) まとめ

備考

【テキスト・参考図書】
テキスト
『ブッダの 真理のことば 感興のことば』(岩波文庫)(ISBN:978-4003330210)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 岩田 孝
肩書き 早稲田大学名誉教授
プロフィール 1944年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科東洋哲学専攻単位取得満期退学。哲学博士取得(ハンブルク大学)。印度の六派哲学学派やジャイナ教と仏教との思想上での討論という視点から、仏教における認識論、存在論、論理学を取り扱う。著書に『Prasanga und prasangaviparyaya bei Dharmakirti und seinen Kommentatoren』(Universität Wien 1993年)。
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