大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・「等身大」の中国について理解を深める。
・習近平指導部がめざす「夢」を読み解く。
・中国経済が直面する主な課題を把握する。

【講義概要】
「米中冷戦」が現実味を帯びてきている。米国は自国の覇権を脅かす存在として中国への警戒を隠さなくなった。2期目の治世に入った中国の習近平国家主席は「中国の夢」を唱え、世界の「強国」になると宣言。経済規模で米国を抜き、世界最大となることも視野に入れる。しかし、共産党の一党支配を守ることを最優先の課題としているため、国内の経済、社会には体制がもたらす矛盾やゆがみが広がり、国際社会との摩擦も生じている。スタートアップ企業は花開く一方で、いまだ借金や投資に過度に頼る「官製経済」が幅をきかせ、景気の減速を常に警戒しなければならない現実が横たわる。中国の現場で足で稼いだ情報をもとに、等身大の中国への理解を深め、日本と一衣帯水の隣国がどこへ向かおうとしているのか考えていきたい。

【ご受講に際して】
◆世界情勢の変化によって、講座内容が変更になることがあります。
◆補講は5月25日を予定しております。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『北京レポート 腐食する中国経済』（日本経済新聞社）（ISBN:978-4532357108）
『習近平の支配』（日本経済新聞社）（ISBN:978-4532357580）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	大越 匡洋
肩書き	株式会社日本経済新聞社 編集局経済部次長
プロフィール	1972年生まれ。日本経済新聞社の経済部、政治部の記者を経て、2012年4月から中国総局(北京)に駐在し、重慶支局長を兼務した。中国のマクロ経済を主要テーマとして現場取材を重ねた。16年4月に帰国。著書に「北京レポート 腐食する中国経済」(日本経済新聞社)がある。