大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・幼児教育の現状を伝え、問題点を明らかにする
・これからの幼児教育のあり方を具体的に提案する
・子どもの考える力をどう育てるか…その実際を解説する

【講義概要】
今、世界的に幼児教育のあり方に関心が集まっています。ジェームズ・ヘックマンが著した「幼児教育の経済学」では、5歳児までの教育が人間の一生を左右すると主張し、国家による最大投資を、幼児教育に求めています。しかし、いったい何をどうすればよいのかの内容論が欠落しています。幼児教室の現場で45年間実践を積み、新しい幼児教育のあり方を「KUNOメソッド」としてまとめました。子どものいる現場からの発想がなければ何も変わらないという信念のもとに開発した、幼児教育の内容と方法を具体的に示すことで、これからの幼児教育の在り方を皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 1/14(土) 今幼児教育が注目されている
第2回 2017/ 1/21(土) 幼児教育の内容をどう確立すべきか
遠山 啓 氏の主張に学ぶ
第3回 2017/ 1/28(土) 幼児教育の方法はどうあるべきか
なぜ事物教育・対話教育が必要か
第4回 2017/ 2/ 4(土) 幼児期における数・図形・言語の学習
第5回 2017/ 2/18(土) 考える力をどう育てるか

【ご受講に際して】
◆幼児教育に関心のある子育て中の方、将来幼児教育の現場で活躍される方、現在幼稚園・小学校以上の教育現場で活躍されている方、お孫さんの教育に関心のある方等を対象としています。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『歩き始めの算数』（国土社）
『3歳からの考える力教育』（講談社）

名前	久野 泰可
肩書き	幼児教育実践研究所こぐま会代表
プロフィール	1948年静岡生まれ。横浜国立大学教育学部卒業後、幼児教室の設立に参画。1986年「こぐま会」創立、以来現在に至るまで、現場で指導。20年間の実践を総括し、「KUNOメソッド」を完成。著書に「3歳からの考える力教育」(講談社)「子どもが賢くなる75の方法」(幻冬舎)などがある。