大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・中国古代、特に秦漢時代から隋唐時代までの中国社会の変遷を、各時代に生きた人物の生涯をたどることを通して理解することを目標にします。

【講義概要】
毎回1人の人物を取り上げ、彼らが生きた時代を考えます。取り上げる人物は、李斯、王昭君、呂岱、馮素弗、司馬金龍、茹茹公主、楊玄感、李賢(章懐太子)です。始皇帝や孫権、煬帝、則天武后など、歴史的に著名な人物の周辺で生きたこれらの人物を通して、少し変わった角度から、中国古代の歴史を眺めていきます。近年、中国では考古学の発掘が急速に進んで、新しい資料が続々と発表されています。そうした資料や中国各地での調査の際に撮影した最新の画像も用いて、講義を進めます。

【各回の講義予定】
第1回 2016/10/12(水) 秦の李斯
第2回 2016/10/19(水) 前漢の王昭君
第3回 2016/10/26(水) 呉の呂岱
第4回 2016/11/ 2(水) 北燕の馮素弗
第5回 2016/11/ 9(水) 北魏の司馬金龍
第6回 2016/11/16(水) 東魏の茹茹公主
第7回 2016/11/30(水) 隋の楊玄感
第8回 2016/12/ 7(水) 唐の李賢(章懐太子)

名前	三﨑 良章
肩書き	早稲田大学本庄高等学院教諭
プロフィール	1954年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学・早稲田大学)。専門分野は東アジア史。著書に、『五胡十六国の基礎的研究』(汲古書院)、『五胡十六国-中国史上の民族大移動』新訂版(東方書店)などがある。