講座詳細情報
申し込み締切日:2016-09-27 / 日本史 / 学内講座コード:130203
桃太郎を考える
- 開催日
- 10月 4日(火)~11月 1日(火)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 11,826円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 13,608円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
民俗学、近世文学、児童文学などの幅広い分野で、重要なテーマとして扱われてきた昔話「桃太郎」。本講座では、特に昭和期から現代にいたるまでの時期に焦点をしぼり、口伝えで語りつがれた「桃太郎」が、文字や図像に描かれ、日本を代表するヒーローとなり、時代の流れとともに姿を変えていく過程を、さまざまな文献や映像資料を扱いながら考えます。
【講義概要】
桃太郎は、日本人にとって最も身近な懐かしいヒーローです。しかし、桃太郎が歩んできた複雑な歴史は、あまり知られていません。
桃太郎の昔話が形成されたのは、室町末期から江戸初期にかけてのことと言われています。絵本や絵巻などに描かれるようになったのは江戸中期で、今から三百年ほど前のことです。そして、平成の今に至るまで、桃太郎は、絵本の中だけでなく、音楽や玩具、アニメなど、児童文化の幅広い領域に現れると共に、時代の波に翻弄されながら、その姿を大きく変えてきました。それらは全て桃太郎ですが、その姿には日本の世相の変遷が映し出されています。
本講座では、特に昭和期から現代にいたるまでの時期に焦点をしぼり、民俗学、近世文学、児童文学など、幅広い分野のなかで重要なテーマとして扱われてきた桃太郎を取り上げ、代表的な語り伝えや重要な作家たちの作品にふれながら、揺れ動く歴史の中で、さまざまな顔を見せてきた桃太郎について考えてみたいと思います。
【各回の講義予定】
第1回 2016/10/ 4(火) 桃太郎とはなにか
第2回 2016/10/11(火) 桃太郎像の変容―昭和戦前期
第3回 2016/10/18(火) 桃太郎像の変容―昭和戦後期~現在
第4回 2016/10/25(火) 昔話から伝説へ―桃太郎の伝説地
第5回 2016/11/ 1(火) 町おこしの中の桃太郎
民俗学、近世文学、児童文学などの幅広い分野で、重要なテーマとして扱われてきた昔話「桃太郎」。本講座では、特に昭和期から現代にいたるまでの時期に焦点をしぼり、口伝えで語りつがれた「桃太郎」が、文字や図像に描かれ、日本を代表するヒーローとなり、時代の流れとともに姿を変えていく過程を、さまざまな文献や映像資料を扱いながら考えます。
【講義概要】
桃太郎は、日本人にとって最も身近な懐かしいヒーローです。しかし、桃太郎が歩んできた複雑な歴史は、あまり知られていません。
桃太郎の昔話が形成されたのは、室町末期から江戸初期にかけてのことと言われています。絵本や絵巻などに描かれるようになったのは江戸中期で、今から三百年ほど前のことです。そして、平成の今に至るまで、桃太郎は、絵本の中だけでなく、音楽や玩具、アニメなど、児童文化の幅広い領域に現れると共に、時代の波に翻弄されながら、その姿を大きく変えてきました。それらは全て桃太郎ですが、その姿には日本の世相の変遷が映し出されています。
本講座では、特に昭和期から現代にいたるまでの時期に焦点をしぼり、民俗学、近世文学、児童文学など、幅広い分野のなかで重要なテーマとして扱われてきた桃太郎を取り上げ、代表的な語り伝えや重要な作家たちの作品にふれながら、揺れ動く歴史の中で、さまざまな顔を見せてきた桃太郎について考えてみたいと思います。
【各回の講義予定】
第1回 2016/10/ 4(火) 桃太郎とはなにか
第2回 2016/10/11(火) 桃太郎像の変容―昭和戦前期
第3回 2016/10/18(火) 桃太郎像の変容―昭和戦後期~現在
第4回 2016/10/25(火) 昔話から伝説へ―桃太郎の伝説地
第5回 2016/11/ 1(火) 町おこしの中の桃太郎
備考
【備考】
パンフレットでは開講曜日を木曜日と記載しておりますが、正しくは火曜日となります。日程はパンフレットの通りで変更ございません。
パンフレットでは開講曜日を木曜日と記載しておりますが、正しくは火曜日となります。日程はパンフレットの通りで変更ございません。
講師陣
名前 | 加原 奈穂子 |
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肩書き | 早稲田大学講師 |
プロフィール | 岡山県生まれ。専門分野は文化人類学・民俗学。早稲田大学大学院文学研究科博士課程を経て、現在、早稲田大学、東京芸術大学、明治大学などで教壇に立つ。2006年度岡山民俗学会賞受賞。共著に『桃太郎は今も元気だ』、『珊瑚の文化誌』(第28回寺田寅彦賞)、翻訳書に『アメリカの空へ』などがある。 |