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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-03-31 / 日本史:心理:その他教養 / 学内講座コード:310207

知られざる日中戦争の真実 日本軍が中国でおこなったこと

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月 7日(木)~ 6月16日(木)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
23,652円
定員
54
その他
ビジター価格 27,216円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
15年間にわたっておこなわれた日中戦争(1931年~1945年)において、最多時には百数十万の日本軍が中国戦場に送りこまれていた。膨大な日本軍が長期にわたり中国で何をおこなったのか。歴史研究ではあまり明らかにされてこなかった、知られざる日中戦争の真実に迫りたい。

【講義概要】
日本軍は中国で何をおこなったのか。日中戦争において日本軍が引き起こした事件や日本軍の作戦を取り上げ、それらの事件の準備・計画や背景、また作戦が計画・準備された理由、事件や作戦の経緯と実態、そして事件や作戦のもたらした影響、さらにそれがなぜこれまで究明されてこなかったか、などについて明らかにする。いっぽうでは、それらの事件や作戦が中国現地ではどのように検証され、記録され、記憶されているかについても、日中間の歴史認識の摩擦の原因の究明という視点から言及する。
毎講義ごとに一つの事件、作戦を取り上げて講義する。重要な事件、作戦でありながら、その真相が必ずしも明らかにされて来なかった事件、作戦、部隊などを取り上げる。最後にそれらを総合すると、オムニバス映画のように、日中戦争とはどういう戦争であったのか、その全体像と本質が理解できるようにする。

【主な講義内容】
張作霖爆殺事件 / 満州の治安戦と満州移民 / 二・二六事件と海軍 / 大山事件と南京渡洋爆撃 /
南京事件 / パナイ号事件 — 真珠湾攻撃への序曲 / 華北における治安戦 /
七三一部隊と細菌戦・毒ガス戦 / 海軍の海南島侵攻作戦・重慶爆撃・南部仏印進駐 / 大陸打通作戦

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 4/ 7(木) 張作霖爆殺事件
第2回 2016/ 4/14(木) 満州の治安戦と満州移民
第3回 2016/ 4/21(木) 二・二六事件と海軍
第4回 2016/ 4/28(木) 大山事件と南京渡洋爆撃
第5回 2016/ 5/12(木) 南京事件
第6回 2016/ 5/19(木) パナイ号事件―真珠湾攻撃への序曲
第7回 2016/ 5/26(木) 華北における治安戦
第8回 2016/ 6/ 2(木) 七三一部隊と細菌戦・毒ガス戦
第9回 2016/ 6/ 9(木) 海軍の海南島侵攻作戦・重慶爆撃・南部仏印進駐
第10回 2016/ 6/16(木) 大陸打通作戦

備考

【ご受講に際して】
◆2015年度春学期講座「日中戦争(1931年~1945年)」と一部内容が重複しますが、違った角度からの講義となりますので、昨年ご受講いただいた方も改めてご受講いただけます。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『海軍の日中戦争 ― アジア太平洋戦争への自滅のシナリオ』(平凡社)(ISBN:978-4582454482)笠原十九司 著
『日本軍の治安戦 ― 日中戦争の実相』(岩波書店)(ISBN:978-4000283731)笠原十九司 著
『南京事件』(岩波新書)(ISBN:978-4004305306)笠原十九司 著

講師陣

名前 笠原 十九司
肩書き 都留文科大学名誉教授
プロフィール 1944年群馬県生まれ。東京教育大学文学部卒業後、同大学文学研究科修士課程中退。博士(学術、東京大学)。専門分野は、中国近現代史、日中関係史。著書に、『第一次世界大戦期の中国民族運動』(汲古書院)、『日本軍の治安戦』(岩波書店)、『南京事件』(岩波新書)、『南京難民区の百日』(岩波現代文庫)などがある。
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