大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
モノやコトが売れる・ヒットする、新たなビジネスモデルが生まれる、また事業や経営が上手くいかなくなる等々、これらの真因に迫ると、案外マーケティング戦略の失策・無策に因るところが多いことがわかります。経営が生き物のようにマーケティングは原則に基づきつつ、日々陳腐化していきます。本講座では現代マーケティングの基礎でもあるコトラーのマーケティング戦略を理解していただくことを目的としますが、それを今の注目企業や新たなビジネスモデルを志向する企業をケーススタディとして取り上げる中で、企業やビジネスモデルの診立てができる力を養成していただきます。

【講義概要】
マーケティング戦略は大きく3つのステップに分けて構成されています。まずは「市場のどこにビジネスチャンスがあるのか?」を、新たなビジネスモデル展開で成功した企業をケーススタディとして取り上げ、市場のニーズの掴まえ方を学びます。次に「STPマーケティング」と言われているマーケティングの基本方針の作り方を、同様にケーススタディを通して理解してもらいます。重要な点は「顧客目線」で戦略をどう評価するのか?その勘所を会得してもらいます。最後にマーケティングの設計図にあたる「マーケティングの4P」を、新たな「マーケティングの4C」の視点から設計のポイントを学んでいただきます。毎回、グループディスカッションと発表の時間を原則的に取り、受講者同士の情報や様々な視点を共有していきます。宿題は出しませんが、テーマによっては普段の生活の中での観察をお願いし、それをまたグループワークに反映してもらう形式を考えています。積極的に参画していただくことをお願いします。

名前	石渡 明
肩書き	(有)ブレイン・アソシエイツ代表取締役、早稲田大学講師
プロフィール	早稲田大学法学部卒。1977年、現在の(株)船井総合研究所入社。2000年より(株)グローバルマネジメントディレクションズ(アンダーセン)。2004年より(株)コーポレイト ディレクション、2007年より(有)ブレイン・アソシエイツLtd.代表取締役。事業再生コンサルティングから、組織活性や人材育成の企業研修など幅広いテーマで活動。