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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-02-09 / 日本史:茶道 / 学内講座コード:140213

日本の茶道文化を支えた女性たち 仏の教えのもと茶を守ってきた女性たち

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
2月16日(火)~ 3月 8日(火)
講座回数
4回
時間
13:30~15:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
15,386円
定員
30
その他
ビジター価格 17,546円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
男性と茶道との関係を語るものはきわめて沢山ありますが、女性と茶道を語る資料はあまり表に出ていません。
小説などに登場する女性たちも、実際は実在しないことや一般の(大衆の)人に興味深く脚色されていることが多くみられます。では女性たちはいつ頃から茶に関わりをもち、お茶をいつくしんできたのでしょうか。たとえば、四国八十八ヶ所巡礼の折、巡礼者が休息をとる場所(茶堂)に村々の女性達によるお茶の接待があり、そのお茶で心身ともに癒され、巡礼の旅を終えることが出来たという話が伝わります。
こういうこと1つをとっても、女性は陰ながらお茶と関わり親しみ、守り伝えてきたことがわかります。
また女性達だけの集まりで、仏の教えを学んだり、娯楽で心を癒すときにお茶が飲まれていたことも伝えられます。
女性達は主君につかえ仏の教えを心の支えとしながらお茶にも親しみ、仏の心とお茶を地道に守ってきたのでしょう。
茶道史の中であまり語られていない女性達を紹介することに重きをおき、時代背景とともに女性達がどのように茶とかかわってきたかをみてまいります。

【講義概要】
1200年代、茶が招来され、禅が日本に定着いたしました。1400年代には日本独自の茶の道『わび茶』が誕生します。これが仏の心です。
男性、すなわち武将達はこの『わび茶』を心の支えとし、日々の道行きとします。
武将達が茶を心の支えとしていたことが現在まで茶道が伝承された理由になります。
『わび茶』の心、自分の心をみつめ「正直につつしみ深くおごらないよう」に生きること。このことが、深く女性の心に灯をともしたのです。その時代々々に生きた女性達は、この禅と茶をどのように受け入れ生活の中に取り入れていったかを時代背景とともにみてまいります。歴史の流れの中で陰ながら茶の道を守り、支えてきた女性達の姿を1400年代から明治までを考察いたします。

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 2/16(火) 1400年代の女性たち ・日野富子~
第2回 2016/ 2/23(火) 1500年代の女性たち ・北政所~
第3回 2016/ 3/ 1(火) 【実習】茶巾染体験
・女院への献茶(お茶を差し上げる)の際に美しく紅色に染めた茶巾(茶器を清める布)を用いた。
第4回 2016/ 3/ 8(火) 幕末から明治の女性たち ・野村望東屁~

備考

【ご受講に際して】
◆講座は女性をとりあげますが、どなたでもご受講いただけます。
◆受講料は実習材料費を含んでおります。

講師陣

名前 山? 仙狹
肩書き 茶道研究家、華道家、吉備国際大学客員教授
プロフィール 茶の道と禅の「仙狹會」主催。「早稲田仙狹會(受講生を中心とした)」会長。禅の教えのもと「侘び茶」が誕生。茶の道は人の道、形ではなく心を尊び今を大切に、正直に慎み深くおごらぬ様生きる教えのもと誠の心を交じわらせる茶道の原点を伝承。原点の中には華・香・菓子・庭などが含まれる。「日本学」として各大学・専門学校・仙狹道場にて茶の道を教授。流派の基になる茶道―茶禅一味―を提唱。和装着装講師。
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