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講座詳細情報

申し込み締切日:2014-09-26 / その他教養 / 学内講座コード:330202

海域史からみた共生社会 近代国民国家を超えて

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 3日(金)~12月 5日(金)
講座回数
10回
時間
10:30~12:00
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
23,000円
定員
30
その他
ビジター価格 26,400円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
20世紀は「戦争の世紀」であった。いま、国家間の戦争にかわって、生活圏さらに生存圏まで奪われた沙漠の民や海の民が、「テロ」や「海賊」をはたらき近代国民国家に挑んでいる。本講義では、海域がもつ共生の歴史に注目し、無人島などの領域問題の解決の糸口を考える。

【講義概要】
日本は、日清戦争後、清国やフランスと領土問題に発展したこともあったが、東アジア海域の島々の開発、利用に関して比較的自由であった。このような考えは、1959年に採択され、61年に発効した南極条約まで引き継がれ、領土権主張の凍結がうたわれた。しかし、その後、海底資源にも関心が向けられるようになり、領海の拡大を主張する国が相次いだ。南極条約の精神を引き継ぐためには、領土を主張するのが国民の義務だと考えている近代国民国家の考えを棚上げにして、国家間の利害を超えて人類共有の財産としての資源、環境を管理・保護する途を探ることが必要だろう。国民としてではなく、地球市民としての共生社会を海域社会の歴史から考える。

【各回の講義予定】
第1回 2014/10/ 3(金) 海と川と森のなかの海域社会
第2回 2014/10/10(金) ヨーロッパ勢力の海域東南アジアへの進出(1)
第3回 2014/10/17(金) ヨーロッパ勢力の海域東南アジアへの進出(2)
第4回 2014/10/24(金) ヨーロッパ勢力の海域東南アジアへの進出(3)
第5回 2014/10/31(金) 瀬戸内の近世 ― 岡山藩日生
第6回 2014/11/ 7(金) 西海の近世 ― 平戸藩松浦
第7回 2014/11/14(金) 太平洋の島々への日米進出
第8回 2014/11/21(金) 東アジア海域への日本進出
第9回 2014/11/28(金) 1959年採択の南極条約
第10回 2014/12/ 5(金) 共生の海へ

講師陣

名前 早瀬 晋三
肩書き 早稲田大学教授
プロフィール 1955年岡山県生まれ。東京大学文学部卒業後、西豪州マードック大学大学院進学、Ph.D.(歴史学)。著書に『マンダラ国家から国民国家へ:東南アジア史のなかの第一次世界大戦』(人文書院)、『フィリピン近現代史のなかの日本人』(東京大学出版会)など。紀伊國屋書店「書評空間」(書評ブログ)執筆。
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