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講座詳細情報

申し込み締切日:2014-08-13 / 宗教・哲学:その他教養 / 学内講座コード:120506

インド仏教のすすめ 『中論』から見る世界

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
8月20日(水)~ 9月10日(水)
講座回数
4回
時間
13:30~15:30
講座区分
通年 
入学金
8,000円
受講料
14,000円
定員
30
その他
ビジター価格 16,100円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
ナーガールジュナ(龍樹)の主著『中論』で展開されるさまざまな議論において中心的な役割を果たす諸概念のうち、特に「観念的多様化」(戯論)の意味をできるかぎり明確に把握し、そのうえで仏教の救済(解脱)論的世界観の一つの在りかたを理解すること。

【講義概要】
『中論』全27章のうちのいくつかを取りあげる。この書においては、たとえば「いま歩いているものは歩かない」と述べられるなど、日常的にはうたがわれることなくただしいと見なされることがらがことごとく否定されていく。この例では、歩行と歩行者はおなじか別かが問われることになる。本講師によるサンスクリット原典からの日本語訳(教室にて配付)を読みながら、否定的な叙述をとおして理解されるべき、ナーガールジュナの意図または真意を解説していく。

【各回の講義予定】
第1回 2014/ 8/20(水) 帰敬偈:中論の目的
第2回 2014/ 8/27(水) 歩きおわったひととまだ歩いていないひと:分析の方法
第3回 2014/ 9/ 3(水) 五分支(蘊)など:有か無か
第4回 2014/ 9/10(水) アートマン(我):観念的多様化(戯論)と真実

備考

【ご受講に際して】
◆常識の範囲内ではまったく理解しがたい文章をひとまず受けとめるために、通常のものの見かたを「括弧に入れ」られるようご準備いただければ幸いです。
◆インド仏教にかぎらず、哲学や宗教学にも関心をお持ちの方を歓迎します。

講師陣

名前 齋藤 直樹
肩書き 早稲田大学講師
プロフィール 1962年東京都出身。早稲田大学第一文学部人文専修卒業後、同大学院文学研究科東洋哲学専攻博士課程単位取得満期退学。マールブルク・フィリップス大学外国語文献学専攻にてPhD取得。著書『Das Kompendium der moralischen Vollkommenheiten』 (Indica et Tibetica 38)、論文「慈悲と縁起」「ダルマの自性」「転変としての世界」等がある。研究主題はインド仏教による、世界認識の超克。
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