大学公開講座のセカンドアカデミー

＜目標＞
織田信長や豊臣秀吉には、歴史小説や大河ドラマなどで作り上げられたステレオタイプのイメージがあります。目標の第１はそのイメージをぬぐい去ることです。そのうえで、目標の第2は戦国時代の史料解読に親しみ、それをもとに等身大の織田信長・豊臣秀吉像を描くことです。その人物像は、受講生一人一人違ったものになるでしょう。

＜講義概要＞
羽柴秀吉は「中国大返し」から山崎の戦いで明智光秀を討ち取り、主君の仇を討ちます。このことが、その後の秀吉の天下取りに大きく有利に働いたことは事実ですが、簡単に織田政権から豊臣政権へ転換したのではありません。信長の死後も、「織田体制」とでもいうべき政治構造は生き続け、織田家の家督が天下人の地位を意味していました。このようななかで開かれた清須会議は、その後の歴史的展開を左右する重要な会議でした。

本講座では、清須会議を中心に、織田政権から豊臣政権への移行過程を検討していきます。

＜各回の予定＞
第１回　「中国大返し」と山崎の戦い
第２回　清須会議と織田宿老
第３回　清須会議後の政治過程
第４回　羽柴秀吉と賤ヶ岳の戦い

＜備考＞
資料配付

名前	堀　新
肩書き	共立女子大学教授
プロフィール	－