大学公開講座のセカンドアカデミー

現在ヨーロッパ連合（EU）は、27カ国が加盟し、さらに大きく拡大しようとしている。

その多くの国々には共通通貨のユーロが導入され、EU内ではますます経済的・政治的統合を深めている。では、統合ヨーロッパはどのように形成されたのであろうか。本講座ではこの問題について、考察を深めたい。


20世紀前半のヨーロッパ諸国は、2度の世界大戦を経験し、国力を大きく疲弊していった。戦間期、そして戦後のヨーロッパの秩序は、どのようなものであったのだろうか。まずはこの問題を中心に検討していきたい。

さらに20世紀後半の東西冷戦過程の中で、米ソに対抗できる第三勢力としてヨーロッパは、どのように荒廃から再建し、現在に至っているのであろうか。政治的・経済的統合の歴史について、その半世紀の歩みを検証していきたい。


(予告なく変更となる場合があります。予めご了承ください)

第1回　ヨーロッパとは何か。

第2回　東方問題と第一次世界大戦

第3回　ウィルソンの14カ条

第4回　パリ講和会議

第5回　ロカルノ条約と独仏協調

第6回　不戦条約とヨーロッパの安定

第7回　パン・ヨーロッパ運動とカレルギー

第8回　大恐慌とナチズムの台頭

第9回　４つの自由と大西洋憲章

第10回　ヤルタ・ポツダム体制

第11回　冷戦の幕開け

第12回　マーシャル・プランと二極化

第13回　西ヨーロッパ統合への道

第14回　ベルリン危機と東西ドイツの建国

第15回　シューマン・プランとヨーロッパの経済的統合

第16回　プレヴァン・プランとヨーロッパの軍事的統合の挫折

第17回　ジュネーヴ首脳会談

第18回　ブラントの東方政策と雪解け

第19回　全欧安保協力会議

第20回　ドイツ統一と冷戦の終焉

講義概要は2011年度とほぼ同じです。



※教室を変更いたしました(4月5日更新)

エクステンションセンター本館501教室→9号館301教室

名前	小嶋　栄一
肩書き	早稲田大学・大学院 講師、早稲田実業学校専任教諭
プロフィール	－