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講座詳細情報

申し込み締切日:2012-10-01 / 自然科学・環境:心理:その他教養 / 学内講座コード:307005

自然災害と身近な生活体験―近年の地球科学の成果を踏まえて―

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10/02~12/04(火)
講座回数
10
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
23,000円
定員
 - 
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

我々の周囲で起こる自然災害は、昔と比べて最近はその頻度が増しているようにも思えます。しかしその恐ろしい自然災害も科学の進歩、とくに地球科学の研究が進歩したおかげで、なぜ起こるのかがわかるようになりました。

この講座ではいくつかの自然災害や日常経験する生活体験や自然現象などを取り上げ、その原因やプロセスを考えてみたいと思います。
激しい自然災害の一つとして1)火山の山体崩壊を例に取り上げます。日本列島は多くの火山からなる弧状列島ですが、火山の噴火・爆発、とくに水蒸気爆発は山体の1/3 ほどを一瞬にして吹き飛ばすものです。江戸時代の九州の眉山、明治時代の磐梯山、1985年のセント・ヘレンズ山の例などを検討します。

また2)日本列島を流れる河川の多くは、短いがかなり急流です。川のあちこちには深い淵があり、渡るのに危険ですが、昔の人々は驚くべきことに橋などなくても、何度も無事にその危ない川を行き来していました。今では一部の専門家(河川工学者)しか知らない知識を昔の人々は知っていたのです。古今和歌集にも歌われた河川の変遷の様子を学習します。

そして3)2011年3月11日、東北地方の太平洋岸を中心としてわが国は味曽有ともいうべき大災害に襲われました。しかしこの災害は過去に経験しなかったわけではなく、心ある研究者は何度かその再来について警告を発していたといいます。そこでこれらの論拠について検討します。その他、世界の大河川の不思議な流れ方など、我々の生活環境と地球科学の接点をひも解いてみたいと思います。

講義ではテキストは使用しませんが、講義資料を第1回目に配付します。またスライドも多用します。
-

備考

講義内容は一部を除き、2011年度秋学期とほぼ同じ内容です。

講師陣

名前 八木下 晃司
肩書き 元岩手大学教授、元放送大学教授
プロフィール
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