講座詳細情報
申し込み締切日:2012-09-29 / 宗教・哲学:心理:その他教養 / 学内講座コード:305702
臨床死生学入門―人が死生の際で得るもの―
- 開催日
- 09/30~11/04(日)
- 講座回数
- 5
- 時間
- 10:00~12:00
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 16,000円
- 定員
- -
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
本講座では、ひとが生きる上で避けることが出来ない大きな課題である「死」について、「生きること」との対比を行うことで、より深く具体的に考えるとともに行動できる力を養うことを目標とする。
特に、医療現場などで遭遇する「死生の際」における様々な課題に対して、どのように向き合うのかと言う視点から出発し、その後に「生活の知恵」として次世代に伝承出来るものは何かというテーマを設定して、具体的な事象や課題を取り上げる。
すなわち、死生の際に追い込まれて、自己を保存することや自己を支えてくれる存在に向き合うこと、あるいは自己を犠牲にしてでも守るべきものをどのように守るべきかという問いかけに対して、具体的な行動として回答できるために必要とされる知識や繋がり続けるための力について学ぶ。
講義で取り上げるテーマと内容
「それでも人は生き続ける。」
・総論
――生きていること、いずれ死ぬことの本質を探る
・医療の歴史と進歩
――普通の人の「生と死」と医療が果たした役割
・リスク・コミュニケーション
――死生の際で問われること「つながる力」
・人が人を産むこと
・子どもを作る作業
――「不妊治療」と作らない作業「人工妊娠中絶」
・子どもを産み育てる作業
――新生児医療・産科医療・救急現場での選択とジレンマ
・人が人を虐げること
・障害;差別と抑圧の本質
――(精神障害の医療とハンセン病の歴史)「違っていることは悪か」
・暴力
――DV(児童・高齢者)の実態「弱いことは悪か」
・人が病んで死ぬこと
・「自殺」と「自傷行為」、「依存症」の問題と社会的医療(再生産と効率の視点)
・「がん」という生き方・死に方
――緩和医療の意義と課題
・人がまた生きること
――医療が抱える課題と未来
・移植医療と脳死
――人が人の命をもとに生きるということ
・優生医学の将来像(ホロコーストと医療)
-
特に、医療現場などで遭遇する「死生の際」における様々な課題に対して、どのように向き合うのかと言う視点から出発し、その後に「生活の知恵」として次世代に伝承出来るものは何かというテーマを設定して、具体的な事象や課題を取り上げる。
すなわち、死生の際に追い込まれて、自己を保存することや自己を支えてくれる存在に向き合うこと、あるいは自己を犠牲にしてでも守るべきものをどのように守るべきかという問いかけに対して、具体的な行動として回答できるために必要とされる知識や繋がり続けるための力について学ぶ。
講義で取り上げるテーマと内容
「それでも人は生き続ける。」
・総論
――生きていること、いずれ死ぬことの本質を探る
・医療の歴史と進歩
――普通の人の「生と死」と医療が果たした役割
・リスク・コミュニケーション
――死生の際で問われること「つながる力」
・人が人を産むこと
・子どもを作る作業
――「不妊治療」と作らない作業「人工妊娠中絶」
・子どもを産み育てる作業
――新生児医療・産科医療・救急現場での選択とジレンマ
・人が人を虐げること
・障害;差別と抑圧の本質
――(精神障害の医療とハンセン病の歴史)「違っていることは悪か」
・暴力
――DV(児童・高齢者)の実態「弱いことは悪か」
・人が病んで死ぬこと
・「自殺」と「自傷行為」、「依存症」の問題と社会的医療(再生産と効率の視点)
・「がん」という生き方・死に方
――緩和医療の意義と課題
・人がまた生きること
――医療が抱える課題と未来
・移植医療と脳死
――人が人の命をもとに生きるということ
・優生医学の将来像(ホロコーストと医療)
-
備考
本講義はeラーニング講座「臨床死生学入門基礎編」(10月開講予定)とあわせて受講することで、より円滑な学びが行えるように設定されていますが、それぞれの講座を単独で受講しても学びの成果が上がるように工夫を行っていますので、初めての方や、本講座のみの受講も歓迎いたします。
講師陣
名前 | 小野 充一 |
---|---|
肩書き | 早稲田大学 人間科学学術院 教授 |
プロフィール | - |