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講座詳細情報

申し込み締切日:2012-09-29 / 日本史:政治 / 学内講座コード:303701

日本外交史論―第二次近衛内閣の運命的選択―

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
09/30~10/28(日)
講座回数
5
時間
15:00~17:00
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
16,000円
定員
 - 
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

第二次近衛内閣によって選択された決定が、日米戦争をほぼ不可避としてしまう性格のものであったことを、それぞれの決定を辿ることによって明らかにし、これらの決定の背後にあったドイツの動向に日本外交がいかに翻弄されたかをも明らかにします。


1940年7月22日に発足した第二次近衛内閣は、対ソ戦を意味する北進論を放棄し、南方資源獲得をめざす南進論と、日独伊枢軸強化とを軸とする7月27日の「時局処理要綱」を基本路線として選択しました。

40年9月にリッベントロップ外相の特使として来日したシュターマーはドイツの日ソ関係調停を約束し、この約束を信頼して近衛内閣は日独伊三国同盟を締結しました。しかしモロトフとヒトラーのベルリンでの会談は決裂し、ヒトラーの対ソ開戦決定によって、この約束は果たされずに終わりました。日米関係改善をはかった日米交渉は、米国が「日米了解案」に合意したという誤解から出発するものでしたから、難航は必至でした。

独ソ開戦後の41年7月2日の御前会議は、日米戦を招くとの松岡の反対を押し切って南部仏印進駐を決定し、松岡を閣外に追放するために第二次近衛内閣は7月16日に総辞職します。

参考図書
『ヒトラーと第二次世界大戦』(清水新書(清水書院)1984年)
(ISBN:4389440403)


第1回 「荻窪会談」と「時局処理要綱」。北進論の放棄と南進論の選択

第2回 ドイツの日ソ関係仲介の確約に基づく日独伊三国同盟締結とヒトラーの対ソ戦選択

第3回 日ソ中立条約締結と、これと矛盾するドイツの対ソ開戦

第4回 日米交渉の開始。井川忠雄、岩畔豪雄、野村吉三郎、ハル国務長官

第5回 松岡外相の反対論をしりぞけた南部仏印進駐決定と松岡の放逐

備考

-

講師陣

名前 三宅 正樹
肩書き 明治大学 名誉教授、(株)ホープス認定講師
プロフィール
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