講座詳細情報
申し込み締切日:2017-07-09 / 世界史:その他教養 / 学内講座コード:320305
映画から見るヨーロッパ 「心の壁」を考える
- 開催日
- 7月11日(火)~ 8月 8日(火)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 14,580円
- 定員
- 24
- その他
- ビジター価格 16,767円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・欧州や中東の人々にある見えない「心の壁」を観る。
・映画を社会構造から考える。
・映画のストーリーを通じて欧州の深部を理解する。
【講義概要】
米国とメキシコの間の「壁」が作られようとしています。しかしながら、物理的な「壁」は、目に見えない「心の壁」の具体化に過ぎません。映画作品を通じて、社会にある「心の壁」を観ることで、なぜ、人は「壁」を作ろうとするのか、そして壊そうとするのかを考えていきます。
【今学期授業でとりあげる予定の映画】
●『マグダレンの祈り』(アイルランド):1990年代までアイルランドに実在した(「墜落」したと決めつけられた女性を矯正する)修道院を舞台に繰り広げられるドラマ。3人の女性が過酷な環境を生き抜く姿を描き、女性にたいする偏見を映し出す。
●『若者のすべて』(イタリア):イタリアの巨匠ルキノ・ビスコンティの監督作品で、都会の生活に翻弄される兄弟の姿を、アラン・ドロン、アニー・ジラルド、クラウディア・カルディナーレら若き俳優たちを起用して描いた。南北イタリアの経済格差を鋭く追求した作品。
●『移民の記憶』/『インシャラー・ディマンシュ』(フランス):フランスのマグレブ(北アフリカ出身)移民の歴史と現状を描き続けるヤミナ・ベンギギ監督の2つの代表作を紹介する。講義ではいずれかの映像を用いながら、フランスの移民が直面する社会の「壁」を考える。
●『オマールの壁』(パレスチナ):パレスチナ自治区のパレスチナ人青年オマールは、幼馴染みのタレク、アムジャドと共にイスラエル政府軍を攻撃する機会を狙っていた。同時に、個人的にオマールはいつか、タレクの妹ナディアと結ばれることを願っていたが、オマールがイスラエル軍に捕まったことから、3人の青年たちの友情に亀裂が生じることになる。
●『ベルリン・天使の詩』(ドイツ):1980年代の「壁」があった頃のベルリン。永遠の命を持つ守護天使ダミエルは、長期間天使として人間たちを見守ってきたが、今は、「死」が不可避であっても、人間になりたいと思うようになる。そして、ダミエルは、サーカスの舞姫マリオンに想いを寄せ、東西の「壁」に隔てられた街ベルリンに舞い降りる。
【各回の講義予定】
第1回 2017/ 7/11(火) 『マグダレンの祈り』
第2回 2017/ 7/18(火) 『若者のすべて』
第3回 2017/ 7/25(火) 『移民の記憶』/『インシャラー・ディマンシュ』
第4回 2017/ 8/ 1(火) 『オマールの壁』
第5回 2017/ 8/ 8(火) 『ベルリン・天使の詩』
・欧州や中東の人々にある見えない「心の壁」を観る。
・映画を社会構造から考える。
・映画のストーリーを通じて欧州の深部を理解する。
【講義概要】
米国とメキシコの間の「壁」が作られようとしています。しかしながら、物理的な「壁」は、目に見えない「心の壁」の具体化に過ぎません。映画作品を通じて、社会にある「心の壁」を観ることで、なぜ、人は「壁」を作ろうとするのか、そして壊そうとするのかを考えていきます。
【今学期授業でとりあげる予定の映画】
●『マグダレンの祈り』(アイルランド):1990年代までアイルランドに実在した(「墜落」したと決めつけられた女性を矯正する)修道院を舞台に繰り広げられるドラマ。3人の女性が過酷な環境を生き抜く姿を描き、女性にたいする偏見を映し出す。
●『若者のすべて』(イタリア):イタリアの巨匠ルキノ・ビスコンティの監督作品で、都会の生活に翻弄される兄弟の姿を、アラン・ドロン、アニー・ジラルド、クラウディア・カルディナーレら若き俳優たちを起用して描いた。南北イタリアの経済格差を鋭く追求した作品。
●『移民の記憶』/『インシャラー・ディマンシュ』(フランス):フランスのマグレブ(北アフリカ出身)移民の歴史と現状を描き続けるヤミナ・ベンギギ監督の2つの代表作を紹介する。講義ではいずれかの映像を用いながら、フランスの移民が直面する社会の「壁」を考える。
●『オマールの壁』(パレスチナ):パレスチナ自治区のパレスチナ人青年オマールは、幼馴染みのタレク、アムジャドと共にイスラエル政府軍を攻撃する機会を狙っていた。同時に、個人的にオマールはいつか、タレクの妹ナディアと結ばれることを願っていたが、オマールがイスラエル軍に捕まったことから、3人の青年たちの友情に亀裂が生じることになる。
●『ベルリン・天使の詩』(ドイツ):1980年代の「壁」があった頃のベルリン。永遠の命を持つ守護天使ダミエルは、長期間天使として人間たちを見守ってきたが、今は、「死」が不可避であっても、人間になりたいと思うようになる。そして、ダミエルは、サーカスの舞姫マリオンに想いを寄せ、東西の「壁」に隔てられた街ベルリンに舞い降りる。
【各回の講義予定】
第1回 2017/ 7/11(火) 『マグダレンの祈り』
第2回 2017/ 7/18(火) 『若者のすべて』
第3回 2017/ 7/25(火) 『移民の記憶』/『インシャラー・ディマンシュ』
第4回 2017/ 8/ 1(火) 『オマールの壁』
第5回 2017/ 8/ 8(火) 『ベルリン・天使の詩』
備考
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 安井 裕司 |
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肩書き | 日本経済大学教授 |
プロフィール | 1970年生まれ、栃木県出身。エジンバラ大学、バーミンガム大学博士課程に学ぶ。国際政治学博士(PhD)。ルーマニア・アカデミー歴史学研究所研究生、(在北アイルランド)国連大学国際紛争研究所インターン、同研究所夏期講習クラスコーディネーター等を経て、現在、日本経済大学神戸三宮キャンパス教授。 |