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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-10-17 / 自然科学・環境 / 学内講座コード:”2331G004

光合成微生物の巧みな光利用戦略 光を見て光を食べる

主催:東京都立大学オープンユニバーシティ東京都立大学 南大沢キャンパス(東京都)]
問合せ先
東京都公立大学法人 東京都立大学
東京都立大学オープンユニバーシティ
TEL: 03-3288-1050
FAX: 03-3264-1863
https://www.ou.tmu.ac.jp/web/
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-5-1東京区政会館3階
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開催日
10月27日(金)
講座回数
1回
時間
18:00~19:30
講座区分
1回もの 
入学金
3,000円
受講料
3,000円
定員
15
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
植物や藻類などの光合成生物は光をエネルギーとして生きているため、光を情報としても認識する高度なシステムを保持しています。光合成と聞くと、緑色の葉っぱを思い浮かべる方が多いと思いますが、水の中の光合成生物は何色をしているでしょうか?海藻サラダには緑色だけでなく、カラフルな海藻が入っていますよね。海苔やワカメも炙ったり湯通ししたりする前は、それぞれ赤色・褐色を呈します。つまり、これらの藻類は、それぞれ光合成に利用する光の色が異なっていることを意味し、生物毎に光の色の好みがあるということになります。そのため、光合成生物は我々の目に対応するような光を情報として感知するタンパク質を駆使して、自分に照射される光の色を感知し、それに合わせて自らの体を作り変えて、効率よく光合成をおこなっています。中でも、演者が研究対象としているシアノバクテリアは、地球で最初に酸素を発生する光合成をおこなったバクテリアを祖先にもち、多様な光利用戦略を備えた種が見つかっています。
本講座では、最初に皆さんに馴染みのある陸上植物の光利用戦略を簡単に学んだ後に、シアノバクテリアの光利用戦略について学びます。さらに、シアノバクテリアから発見された光を感知するタンパク質に改変を加えることで、我々人間が利用しやすいタンパク質を作り出し、それを応用利用する最先端の研究事例も紹介します。講座の最中には、緑の葉っぱが何色の光を吸収しているのかを調べたり、光を感知するタンパク質が光を吸収して色が変化する様子を観察したりする簡単な実験もおこないます。

光合成生物というと、ただ光をエネルギーとして取り込んでいるだけ、という理解の方も多いかもしれません。この講座にて、光合成生物が非常に巧みな戦略でもって、効率よく光合成をおこなっている内実に触れることで、光合成生物を見る目が変わるのではないでしょうか。

【講座スケジュール】
第1回 10-27 18:00~19:30

備考

単位数:1単位

※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 成川 礼
肩書き 東京都立大学 大学院理学研究科 准教授
プロフィール 東京大学大学院 総合文化研究科 博士課程 修了後、東京大学大学院総合文化研究科(学振PD・助教)、静岡大学理学部(講師)を経て現在に至る。
専門分野:光生物学、生化学、生物物理学
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