講座詳細情報
申し込み締切日:2022-11-09 / 自然科学・環境 / 学内講座コード:2231G110
言語・脳・遺伝の科学
主催:東京都立大学オープンユニバーシティ[東京都立大学 オンライン講座(東京都)]
問合せ先:
問合せ先:
東京都公立大学法人 東京都立大学
東京都立大学オープンユニバーシティ
TEL: 03-3288-1050
FAX: 03-3264-1863
ou-kouza@jmj.tmu.ac.jp
https://www.ou.tmu.ac.jp/web/
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-5-1東京区政会館3階
- 開催日
- 11月19日(土)~12月10日(土)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 10,100円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座内容】
科学が開く未来への扉 東京都立大学 研究センター紹介講座
言語の脳遺伝学リサーチコア
東京都立大学 研究センター、リサーチコア
本学の研究は人文・社会・自然科学の各分野で高い水準にあり、それぞれの専門領域で優れた実績を挙げています。これらを有機的に結び、世界最高峰の研究拠点を目指すのが研究センター・リサーチコアで、学内外に研究の成果を発信しています。
研究センターシリーズ「科学が開く未来への扉」では、本学研究センター最先端の研究成果を紹介していきます。
言語の脳遺伝学リサーチコアの概要
言語はヒトにしかない高次の認知脳機能のひとつであり、遺伝的に規定された属性です。
言語機能の研究は、近年目覚ましい発展を遂げていますが、その研究テーマも、従来の理論言語学という限られた範囲に留まらず、言語脳科学や生物言語学、ゲノム科学等の関連分野を巻き込んで急速に広がりつつあります。これからの言語機能の研究には、関連する様々な分野の間で、研究交流や緊密な連携が不可欠な状況になってきています。そうした状況に対応すべく開設された本研リサーチコアは、言語・認知と脳、及び遺伝子に関連した研究を進めている人材を多く有しており、脳科学とゲノム科学という異なるアプローチから言語機能に関係した研究を連携・集結させ、一段と高い研究成果を生み出すことを最大の目的としています。
センターの先進性
リサーチコアでは、ことばの獲得や使用について、様々な観点から研究を進めています。例えば、文字を読む「読字」に困難を伴うことについて、「読める」と「読めない」の二分法ではなく連続体として捉え、候補となる関連遺伝子を選び、脳の活動や行動指標と照らし合わせて解析を進めています。別の研究では、中学生を対象にして、習得しはじめている言語(英語)の文を聞き取る際の脳の活動を計測しました。また、言語に関する短期的な記憶の容量を行動指標として調査しました。それらの結果から、聞き取った英文を理解する際の脳活動には顕著な性差があり、男子は文法に則った処理を優先する傾向がある一方で、女子は音韻、意味、文全体から得られる情報を統合的に処理する傾向が認められました。このように、言語学、脳科学、遺伝学、心理学を融合した研究を進めているのが特徴です。
センターの未来像
人文社会科学や理工学というセンター構成メンバーの専門領域を跨いだ研究連携が充分に機能するようさらに環境を整えていくと同時に、それぞれの研究者の多様なバックグラウンドを活かし、様々な角度からの議論、研究を深めます。また、人間の精神機能とその障害の生物学的基盤に関して、言語コミュニケーションの観点から研究を推進し、言語能力向上によるコミュニケーション能力の育成を提言していきます。
本リサーチコアは、「言語理論研究」「脳機能計測研究」「遺伝子研究」「認知・学習研究」の主に学内メンバーからなる4つのグループで構成しています。「言語・脳・遺伝子」について、人文科学と生命科学の枠組みを超えて統合的に扱う研究拠点であり、研究実績の点でも国際的に評価されています。本講座ではこれらの研究を推進していく上で基礎となる考え方と、先端的な内容の両方を4回のシリーズで紹介していきます。
【講座スケジュール】
第1回 11/19 13:00~14:30
第2回 11/26 13:00~14:30
第3回 12/03 13:00~14:30
第4回 12/10 13:00~14:30
科学が開く未来への扉 東京都立大学 研究センター紹介講座
言語の脳遺伝学リサーチコア
東京都立大学 研究センター、リサーチコア
本学の研究は人文・社会・自然科学の各分野で高い水準にあり、それぞれの専門領域で優れた実績を挙げています。これらを有機的に結び、世界最高峰の研究拠点を目指すのが研究センター・リサーチコアで、学内外に研究の成果を発信しています。
研究センターシリーズ「科学が開く未来への扉」では、本学研究センター最先端の研究成果を紹介していきます。
言語の脳遺伝学リサーチコアの概要
言語はヒトにしかない高次の認知脳機能のひとつであり、遺伝的に規定された属性です。
言語機能の研究は、近年目覚ましい発展を遂げていますが、その研究テーマも、従来の理論言語学という限られた範囲に留まらず、言語脳科学や生物言語学、ゲノム科学等の関連分野を巻き込んで急速に広がりつつあります。これからの言語機能の研究には、関連する様々な分野の間で、研究交流や緊密な連携が不可欠な状況になってきています。そうした状況に対応すべく開設された本研リサーチコアは、言語・認知と脳、及び遺伝子に関連した研究を進めている人材を多く有しており、脳科学とゲノム科学という異なるアプローチから言語機能に関係した研究を連携・集結させ、一段と高い研究成果を生み出すことを最大の目的としています。
センターの先進性
リサーチコアでは、ことばの獲得や使用について、様々な観点から研究を進めています。例えば、文字を読む「読字」に困難を伴うことについて、「読める」と「読めない」の二分法ではなく連続体として捉え、候補となる関連遺伝子を選び、脳の活動や行動指標と照らし合わせて解析を進めています。別の研究では、中学生を対象にして、習得しはじめている言語(英語)の文を聞き取る際の脳の活動を計測しました。また、言語に関する短期的な記憶の容量を行動指標として調査しました。それらの結果から、聞き取った英文を理解する際の脳活動には顕著な性差があり、男子は文法に則った処理を優先する傾向がある一方で、女子は音韻、意味、文全体から得られる情報を統合的に処理する傾向が認められました。このように、言語学、脳科学、遺伝学、心理学を融合した研究を進めているのが特徴です。
センターの未来像
人文社会科学や理工学というセンター構成メンバーの専門領域を跨いだ研究連携が充分に機能するようさらに環境を整えていくと同時に、それぞれの研究者の多様なバックグラウンドを活かし、様々な角度からの議論、研究を深めます。また、人間の精神機能とその障害の生物学的基盤に関して、言語コミュニケーションの観点から研究を推進し、言語能力向上によるコミュニケーション能力の育成を提言していきます。
本リサーチコアは、「言語理論研究」「脳機能計測研究」「遺伝子研究」「認知・学習研究」の主に学内メンバーからなる4つのグループで構成しています。「言語・脳・遺伝子」について、人文科学と生命科学の枠組みを超えて統合的に扱う研究拠点であり、研究実績の点でも国際的に評価されています。本講座ではこれらの研究を推進していく上で基礎となる考え方と、先端的な内容の両方を4回のシリーズで紹介していきます。
【講座スケジュール】
第1回 11/19 13:00~14:30
第2回 11/26 13:00~14:30
第3回 12/03 13:00~14:30
第4回 12/10 13:00~14:30
備考
※アーカイブ配信(録画)も視聴できます。
※高校生の参加は無料です。4回シリーズの講座ですが、高校生は1回だけでの参加も可能です。
※高校生は専用ページからお申し込みください。
単位数:1単位
※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
※高校生の参加は無料です。4回シリーズの講座ですが、高校生は1回だけでの参加も可能です。
※高校生は専用ページからお申し込みください。
単位数:1単位
※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 本間 猛 |
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肩書き | 東京都立大学大学院 人文科学研究科 教授、言語の脳遺伝学 リサーチコア長 |
プロフィール | - |
名前 | 橋本 龍一郎 |
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肩書き | 東京都立大学大学院 人文科学研究科 教授 |
プロフィール | - |
名前 | 保前 文高 |
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肩書き | 東京都立大学大学院 人文科学研究科 教授 |
プロフィール | - |
名前 | 石原 正規 |
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肩書き | 東京都立大学大学院 人文科学研究科 教授 |
プロフィール | - |