講座詳細情報
申し込み締切日:2019-01-11 / 文学:その他教養:その他趣味
朝日自分史 × 立命館 自分史講座
- 開催日
- 2019/1/16(水)、1/30(水)
2/13(水)、2/27(水)、3/13(水)
- 講座回数
- 全5回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 15,000円
- 定員
- 50
- その他
- ※教材費(『朝日新聞自分史ノート』)含む
・メモのための筆記用具などは、ご自身でご用意ください。
※各回だけでの受講は受付けていません
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
自分の歩んできた人生を振り返り、一冊の本にまとめる「自分史」について、導入的に学ぶ講座です。
「自分史」には興味があるが、何から始めれば良いかわからない。
本格的に「自分史」を作るのはもう少し先だが準備を始めたい。
というみなさんにおすすめです。
第1回 「自分史とは何か」
自分史を作るとはどういうことか。イラストレーターの山藤章二氏の『自分史ときどき昭和史』(岩波書店)、朝日自分史で実際に作成された本、朝日自分史で本をまとめた人たちの声を紹介しながら、自分史の魅力とツボを伝えます。
参考文献:山藤章二『自分史ときどき昭和史』(岩波書店)
第2回 「自分史作りの第一歩、年表・構成作りのコツと実践」
自分史を作るにはどうすればよいか、をやさしく解説していきます。第一歩は、まずは年表を作るところからはじまります。完璧に正確でなくてもかまわないので、いつどんなことがあったかを思いつくままにまとめていきましょう。
人生の「十大ニュース」や「転機」など、作る際のコツとなるところについて紹介していきます。
※講義時間の中で、適宜個人ワークの時間をとります。
第3回 「文豪の自伝的作品•政治家の自伝を巡って-漱石、鷗外、青木周蔵-」
夏目漱石『道草』、森鷗外「大発見」、青木周蔵『青木周蔵自伝』を取り上げ、三者の比較を行いながら、各作品の表現や内容の特徴を明らかにしていきます。
そのうえで作家や政治家が自伝(的)作品を書く理由や意図を時代的•社会的背景等を視野に入れながら追究します。こうした考察を通して人が「自分史」を執筆することとは、どのような意味や内実があるのかを考えていきましょう。
参考文献:夏目漱石『道草』 (岩波文庫)
森鷗外「大発見」 (『鷗外近代小説集』第2巻 岩波書店)
青木周蔵『青木周蔵自伝』 (東洋文庫)
第4回 「自分史作り、文章のコツと実践」
これまでにねりあげてきた構成をもとに、文章を書いていきます。
文章の作成のコツは何でしょうか。作家の井上ひさしさんが、「作文の秘訣を一言で言えば、自分にしか書けないことを、だれにでもわかる文章で書くということだけなんですね」と語っています。自分史も同じです。「その人にしか起こっていない、その人しか考えないこと、その人しか思いつかないこと」を読みやすく書くために最低限押さえておきたい要諦を伝えます。
※講義時間の中で、適宜個人ワークの時間をとります。
参考文献:井上ひさし『井上ひさしと141人の仲間たち』(新潮文庫)
第5回 「写真選びのコツと実践」
朝日自分史では文章だけでなく、写真や手紙のほかにさまざまな資料(通知表などを入れる人も多い)を収録して完成となります。
写真を選ぶ際にはどんなことに気を付ければよいのか、プライバシーや肖像権、著作権はどう考えればよいのか、などを解説していきます。
※講義時間の中で、適宜個人ワークの時間をとります。
※第1~5回の講義中に取り上げる作家は、予定です。
「自分史」には興味があるが、何から始めれば良いかわからない。
本格的に「自分史」を作るのはもう少し先だが準備を始めたい。
というみなさんにおすすめです。
第1回 「自分史とは何か」
自分史を作るとはどういうことか。イラストレーターの山藤章二氏の『自分史ときどき昭和史』(岩波書店)、朝日自分史で実際に作成された本、朝日自分史で本をまとめた人たちの声を紹介しながら、自分史の魅力とツボを伝えます。
参考文献:山藤章二『自分史ときどき昭和史』(岩波書店)
第2回 「自分史作りの第一歩、年表・構成作りのコツと実践」
自分史を作るにはどうすればよいか、をやさしく解説していきます。第一歩は、まずは年表を作るところからはじまります。完璧に正確でなくてもかまわないので、いつどんなことがあったかを思いつくままにまとめていきましょう。
人生の「十大ニュース」や「転機」など、作る際のコツとなるところについて紹介していきます。
※講義時間の中で、適宜個人ワークの時間をとります。
第3回 「文豪の自伝的作品•政治家の自伝を巡って-漱石、鷗外、青木周蔵-」
夏目漱石『道草』、森鷗外「大発見」、青木周蔵『青木周蔵自伝』を取り上げ、三者の比較を行いながら、各作品の表現や内容の特徴を明らかにしていきます。
そのうえで作家や政治家が自伝(的)作品を書く理由や意図を時代的•社会的背景等を視野に入れながら追究します。こうした考察を通して人が「自分史」を執筆することとは、どのような意味や内実があるのかを考えていきましょう。
参考文献:夏目漱石『道草』 (岩波文庫)
森鷗外「大発見」 (『鷗外近代小説集』第2巻 岩波書店)
青木周蔵『青木周蔵自伝』 (東洋文庫)
第4回 「自分史作り、文章のコツと実践」
これまでにねりあげてきた構成をもとに、文章を書いていきます。
文章の作成のコツは何でしょうか。作家の井上ひさしさんが、「作文の秘訣を一言で言えば、自分にしか書けないことを、だれにでもわかる文章で書くということだけなんですね」と語っています。自分史も同じです。「その人にしか起こっていない、その人しか考えないこと、その人しか思いつかないこと」を読みやすく書くために最低限押さえておきたい要諦を伝えます。
※講義時間の中で、適宜個人ワークの時間をとります。
参考文献:井上ひさし『井上ひさしと141人の仲間たち』(新潮文庫)
第5回 「写真選びのコツと実践」
朝日自分史では文章だけでなく、写真や手紙のほかにさまざまな資料(通知表などを入れる人も多い)を収録して完成となります。
写真を選ぶ際にはどんなことに気を付ければよいのか、プライバシーや肖像権、著作権はどう考えればよいのか、などを解説していきます。
※講義時間の中で、適宜個人ワークの時間をとります。
※第1~5回の講義中に取り上げる作家は、予定です。
講師陣
名前 | 朝日新聞メディアラボ 自分史編集委員 |
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肩書き | - |
プロフィール | - |
名前 | 瀧本 和成 |
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肩書き | 立命館大学 教養教育センター長・文学部教授 |
プロフィール | 1957年、和歌山生まれ。 日本近現代文学を専門に研究を行う。とくに森鷗外、夏目漱石、与謝野鉄幹・晶子、石川啄木などの文学を中心に、明治・大正期の作家や作品を研究。 文学作品の鑑賞を第一義に、作品と作者、あるいは読者との関係を探りながら、言語(表現)の多義性や重層性について分析・考察を行う。 |