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講座詳細情報

申し込み締切日:2022-04-20 / 文学 / 学内講座コード:0401013

『今昔物語集』巻第二十九「悪行譚」を読む―『羅生門』の原話をはじめとして―

主催:武蔵野大学 社会響創センター事務課武蔵野大学 三鷹サテライト教室(東京都)]
問合せ先:武蔵野大学 社会響創センター事務課 TEL:042-468-3222
開催日
4/21~6/30(木)
講座回数
5回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
10,000円
定員
20
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
前回に引き続き、『今昔物語集』巻二十九の「悪行譚」を読んでいきます。今回扱う部分には、大盗賊袴垂(はかまだれ)の話、芥川龍之介の『羅生門』や『藪の中』の原話など、有名な話が並んでいます。
平安時代は華やかな貴族文化に彩られた時代であるとともに、底辺では数々の悪行が横行した時代でもありました。雅な王朝文学が時代の「光」を描いているとすると、巻二十九はいわば「闇」の部分を描いた説話群を集めた巻です。本巻に収録されている「悪行譚」を通じて平安時代の凄絶な暗黒世界を垣間見ることができます。光と闇、双方の世界に注目してこそ、その時代が見えてくるのではないでしょうか。世の中に起こった想像を絶する出来事を生き生きと描き、人間世界の一端を映し出そうとするところが『今昔物語集』ならではの大きな魅力です。
盗賊たちが繰り広げる奇怪で残忍、時に滑稽な出来事を秀逸な筆致で描いた各話を丁寧に読み解きながら、ミステリードラマのような面白さをともに味わってまいりましょう。

【講座スケジュール】
第1回 4月21日(木) 第14話 姦婦の夫殺し
第2回 5月19日(木) 第17話 鐘盗人の完全犯罪
第3回 6月 2日(木) 第18話 羅城門の盗人―『羅生門』の原話―
第4回 6月16日(木) 第19話 大盗賊袴垂(はかまだれ)
第5回 6月30日(木) 第23話 大江山の暴行事件―『藪の中』の原話―

備考

【教材】
【必携テキスト】
『今昔物語集 本朝部下』 岩波文庫 1,452円
※上記教材をお持ちでない方は、
詳細ページよりご購入ください。

講師陣

名前 鈴木 治子
肩書き 大正大学非常勤講師
プロフィール 武蔵野女子大学日本文学科卒業。大正大学大学院博士課程国文学専攻単位取得。東京都・埼玉県の区民・市民講座講師、NHK文化センター講師、大正大学オープンカレッジ講師、獨協大学オープンカレッジ講師を務める。
〈著書〉『歌謡文学を学ぶ人のために』(共著、世界思想社) 『中世文学の展開と仏教』(共著、おうふう)『海東高僧伝』(共著)、『東アジアの仏伝文学』(共著)
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