講座詳細情報
申し込み締切日:2019-10-01 / 文学 / 学内講座コード:312033
米国南部、歴史と文学の旅5日間―ジョージア州 第2回―
- 開催日
- 10月 2日(水)~11月20日(水)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 7,500円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
1978年、米国南部を半年、「運転出来ないから」バスと汽車で旅した英国人Paul Bindingの旅の動機は、「南部文学が豊穣な理由を知りたくて」。旅は翌年、ユニークな南部文学案内Separate Country となりました。南北戦争中、U. S. Aを脱退しC. S. A.を作った南部は今も「別の国」。プロテスタント色の濃厚な深南部ジョージアで、オコナーはカトリックの家庭に育ち、カトリックの視座から見て書く作家となります。射抜くような視線、ユーモア、諧謔を特色とし、早逝の原因となる紅斑性狼瘡の死病を養いながら、よく生きよく書きました。オコナー文学に「暴力的」「グロテスク」な場面がよく出てくるのはなぜなのか、理由をエッセイに探ります。20世紀米国文学のおおきな潮流の一つは、Southern Renaissance、つまり南部文学の興隆て?、オコナーはその大きな柱。秋季は、「火」をモチーフにした “A Circle in the Fire” を講じ読みます。火の中で踊る少年たちは一体だれなのか? (入手できればビデオを観ます。)
参考図書:『フラナリー・オコナー全短編』上下巻(ちくま文庫)各1,400円
【講座スケジュール】
第1回10月 2日(水) 1998年、summer session受講のためひと夏を過ごしたGA州Milledgevilleと、出色の南部作家Flannery O'Connorを紹介。
第2回10月16日(水) 短篇 "A Circle in the Fire" 講読(1) 南部方言解説 (以下同様)
第3回10月30日(水) A Circle in the Fire 講読(2)
第4回11月 6日(水) A Circle in the Fire 講読(3)
第5回11月20日(水) 新約聖書、旧約聖書から照顧すると--。
1978年、米国南部を半年、「運転出来ないから」バスと汽車で旅した英国人Paul Bindingの旅の動機は、「南部文学が豊穣な理由を知りたくて」。旅は翌年、ユニークな南部文学案内Separate Country となりました。南北戦争中、U. S. Aを脱退しC. S. A.を作った南部は今も「別の国」。プロテスタント色の濃厚な深南部ジョージアで、オコナーはカトリックの家庭に育ち、カトリックの視座から見て書く作家となります。射抜くような視線、ユーモア、諧謔を特色とし、早逝の原因となる紅斑性狼瘡の死病を養いながら、よく生きよく書きました。オコナー文学に「暴力的」「グロテスク」な場面がよく出てくるのはなぜなのか、理由をエッセイに探ります。20世紀米国文学のおおきな潮流の一つは、Southern Renaissance、つまり南部文学の興隆て?、オコナーはその大きな柱。秋季は、「火」をモチーフにした “A Circle in the Fire” を講じ読みます。火の中で踊る少年たちは一体だれなのか? (入手できればビデオを観ます。)
参考図書:『フラナリー・オコナー全短編』上下巻(ちくま文庫)各1,400円
【講座スケジュール】
第1回10月 2日(水) 1998年、summer session受講のためひと夏を過ごしたGA州Milledgevilleと、出色の南部作家Flannery O'Connorを紹介。
第2回10月16日(水) 短篇 "A Circle in the Fire" 講読(1) 南部方言解説 (以下同様)
第3回10月30日(水) A Circle in the Fire 講読(2)
第4回11月 6日(水) A Circle in the Fire 講読(3)
第5回11月20日(水) 新約聖書、旧約聖書から照顧すると--。
講師陣
名前 | 佐藤 晴雄 |
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肩書き | 本学名誉教授 |
プロフィール | 文学部英米文学科教授( 〜2012)、教育学部教授(2012〜2019)。University of North Carolina at Chapel Hill、客員研究員(2002〜2003年)。【著書】『メアリランドへ行こう——フレデリック・ダグラスとその時代』(武蔵野大学出版会)ほか、【論文その他】「フィッツジェラルドの出納簿——あるいは希望への感受性」『ユリイカ』1988年12月号(青土社)、「F・スコット・フィッツジェラルド(解説)」(集英社ギャラリー世界の文学17巻)、「解説 生きることと書くことと」『バビロン再訪 フィッツジェラルド短篇集』(集英社文庫)、“May Be or May Not Be: Some Notes on East of Eden”(Steinbeck Studies 24)ほか。 |